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空気であり水である大切な音楽たちに触発され、物書きリハビリ中
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sacra編です。
対バン編は一つ前の日記へどうぞ。

 

今回の僕の服装はNAOTOです。
シルクハットにトランクで行ってやろうかとも思ったんだけどね、
シルクハット邪魔になるよなーとおとなしく中だけ黒く、なのです。
いい加減僕はヴィジュアルライブに行くようなカッコで、
sacraのライブに参戦するのをやめたほうがいいですか(笑)

 


久し振りすぎてなんだか緊張気味。
あと、変にプレッシャーかかってて、
原因はわかってるのでしんどかったな。
それでも場所はばっちり最前。
いつものごとくあっち側。

眼の前にスピーカーと跳ね返しの間のスペースがちょうどあって、
そこが僕の一番おちつくスペースだ。
しゃがんでたらチューニングに出てきたあっち君が、
ものすっごいい角度から見えるんだよ!

 

客電が落ちて、
sacraが出てきて、
あっちの笑顔を見たらものすごくほっとした。
何であの子の笑顔は、
こんなにも僕に力をくれるんだろう。


僕にとってはうれしすぎる一曲目。
これまんなからへんに持ってこられると泣いちゃうんだけど、
最初から来るとテンションあがってよいことが判明(笑)
何度も何度も僕を励ましてくれた。
笑顔全開で腕を上げたよ。
そこには、いつものsacraがいたんだ。

続く曲に心臓揺さぶられる。
とてもいい選曲だよ。
誰が決めたんだろう。
とにかく一気に会場の空気が力強さを帯びる。


こんばんはsacraです!!!!!
といつもの笑顔で木谷さん。
うれしくなる。

「さっそく拓也がいなくなった」
ってアキラさんと同じことやってるんですか(笑)
「トイレかな。緊張感ないな」
って笑いを取ってるところに戻ってきて、
どうした?って聴くと、
「タオル忘れた」
「タオル取りに行ってたのか」
「うん、なかった」
マイクオフだったんだけど声響きすぎ(笑)

「俺も脱いでやる」
って上着を脱ぎだして、
ツアーTシャツは良く似合っていて、
ああもうsacraはほんとにうたいびとのこと好きだな!

「羽の曲にカラス星って名曲があるけど、
 対抗するわけじゃないけど俺らはこれで」
っていって、
星といったらあの曲しかないわけで、
流れ出したギターフレーズに体の奥が絞られるみたいに痛くなる。
思わず伏せてしまった顔、
眼の中が濡れて息が苦しくなってあえいだ。

木谷さんの声はとてもきれいで、
あっちのはもりは深く響いて、
拓ちゃんのギターは僕の涙を誘う。

おにいちゃんのことと、
sacraへの想いがごっちゃになってあふれ出して、
頭が混乱した。


「実家に帰って兄貴と話をしたんだよね。
 『雅、』っていきなり芝居がかってごめんな(笑)
 『雅、男は生き様じゃなくて死に様だぞ』と。
 つまり死ぬときに笑っていられるかどうかが、
 男の質なんだぞって。
 そんときおにいちゃん、って思ったね。
 いつも兄貴って呼んでんだけど、
 そんときはおにいちゃんって」

まぶしい笑顔でそんな話をして、
紡がれたのは君の存在。
木谷さんは、この曲をやるときいつも家族の話をするね。
家族が好きで、大切で、
ファンと家族のような関係を築きたいと、
そういってくれていたことをライブ後に思い出して、
なんだかそのときに泣きそうになった。

差し出された光さんの手を素直に握らせてもらって、
滲む視界に捉えた木谷さんの名前を繰り返し呼んだ。
「傍に」
ってまた僕の眼を見て唄ってくれたよ。
その瞬間、どうしようもなく救われた。

木谷さんは、きっとわかってるんだ。
僕がどれだけ不安定な心理状態にいるのか。
僕がどれだけsacraを大切にしてきているのか。
大切すぎてぼやけてしまった輪郭を、
今僕は必死に取り戻そうとしてる。

唄い終えた後、
「ありがとう」って囁くように言った木谷さんが、
僕はいとしくて仕方なかった。


「昨日親父が誕生日を迎えて」
って前ふりで奏でられたあの曲は、
一番はギターとキーボードと木谷さんの声だけで、
始まりの特徴的なギターフレーズもキーボードが担当してて、
印象が違って軽く焦る。

木谷さんの声を聴きながら、
じっとうつむいたまま動かないあっちくんを見てた。

 『からぶりしてもいいんだぞ 思いっきり振りぬくんだぞ』
 『広い広い背中が 少し丸く見えた
  まだまだやれると 強がる姿勢は 昔からだ 何も変わっちゃいないな』


続く曲はアンバランスで、
イントロ聴いた時点で眼が潤むのは、
サクラドライブ以降いつものことだ。

それでも今回は笑っていられたんだけど、
途中で苦しくなって崩れそうになったのは、
プレッシャーのせいだ。
sacraを眼の前に生の音を聴きながら、
ここにはいないあの人に、
必死に歌詞解説をしようとしている自分がいて、
頭を振っていやだと叫ぶ自分がいて、
何もかもを捨て去ってどこかに行きたいと願う僕がいた。


「木谷ママがソーセージパンを差し入れてくれたんですよ」
ってあっちがニコニコしながら言う。
「テンションあがりましたね!
 俺だけ二個食ったからね!」
うれしそうに宣言するあっちが可愛くて仕方ない。
「名古屋久し振りに帰ってきて、
 あれ、よかったね、赤福」
いきなり話題転換。
「今ソーセージパンの話してたのにもう赤福かよ!」
って木谷さんの突っ込みに会場爆笑。
「あれか、差し入れ赤福だったらもっとテンションあがってた?」
「かもしれない」
「みんな次からは赤福を差し入れに(笑)」
らじゃーです!!!!!


前回も聴かせてくれた新曲。
あれは僕のための曲ですか?
いつだって僕の心見透かしたかのように、
素敵な言葉をくれる木谷さんだけれど、
呼ぶ声を聴くと涙が出てしまうよ。

そのままの流れで、
木谷さんいわくsacraのダンスナンバー(笑)

「涙なんか見せたりしない」ってところで、
あっちと眼が合って、
あっちににっこり笑われた。
いつも泣いてばっかでごめんね、
ライブ中だけだから!
普段は涙なんて見せないよ。
だって、sacraがたくさんの笑顔を僕にくれたから。
sacraが唄っていてくれるって思えば、
僕はいつだって笑えるんだよ。


「スイッチバック、今回のツアータイトルなんだけどね。
 今まで俺らが生きてきた人生と言うか、うん。
 あのね、最近俺音楽が好きになってきて」
いまさらー?みたいな声に、
「いや、唄うことはもともと好きだったんだ、
 で、なんか最近音楽が好きになってきて。
 それって今までの経験とか、
 周りの人の支えとかいろいろあって、
 それで今音楽が楽しくて」
なんだかしどろもどろだったのは、
どう感情をまとめていいのか分からなかったから?
でもその分、伝わってきたんだ。
木谷さんは、
ありがとう、って言いたかったのかもしれない。
sacraを愛する人たちに、
ありがとうって。

だって、木谷さんは日記で言ったよ。

『自分の魂を癒す唄で、人の魂も癒せたらいい。』

日記を読んだのは今さっきだけれど、
読んだ瞬間涙が出てきて、
ライブのときに言葉にならなかった想いを、
僕は今ようやく聴いたんだ。


唄われたのは使命で、
MCの言葉と、
僕の勝手な解釈と、
それからあの人の言葉が僕の中で絡まって、
歌詞が響いて泣いたというよりも、
どうしていいのかわからなくなって、
ちゃんと聴いてあげられなくて、
僕の中の想いがあの人の言葉に侵されて行くように、
聴いててしんどくて泣けてきてしまって、
三人を見ていられなくて手すりにすがった。

光さんが、あとから教えてくれたよ。
拓ちゃんが、心配していてくれたって。
だいじょうぶ?って問いかけてくれたって。
うれしかった。
同時に苦しかった。
ごめん、ごめんね。
あっちと拓ちゃんはなんにも関係がないのに、
ちゃんと観て、聴いてあげられなくてごめん。
あの子に語った言葉は嘘じゃないのに、
体の中で響かせてあげられなくてごめん、
木谷さんの言葉を怖いと思ってしまってごめんなさい。

罪悪感ばかりが、ライブ後に襲う。
だから、次はまっさらで行くと誓ったよ。


三人が去ったステージが苦しくて見ていられなくて、
うずくまって嗚咽した僕を誰かが嗤った気がした。

アンコールは声が出てなくて、
流されてするアンコールならいらなかった。
だけど僕は逢いたくて、
でも声が出なくてもどかしい思いをする。


「冬の次には春がやってきます」
ってイエスタデイ。
sacraに救われたあの頃の自分が、見えた気がした。
小さな笑顔。
三人のライブでの笑顔が、
僕の日ごろの支えです。
涙が、出た。


「今回俺喉使いすぎ」
って笑った木谷さんはステージドリンクがなくなったらしい、
「拓ちゃん、水ちょーだい」
って拓ちゃんからステージドリンクもらってた。


最後には就活中によく励ましてくれた曲。
思い出して涙が出そうになって焦った。
これで泣いたら僕完全な不審者!
だけど泣き笑いの表情だったから、
ステージの三人には仕方ないな、って苦笑された気がする。

でも最後これでよかった。
またがんばれそうな気がする。

 

 


今回お客さん少なかったのと、
自分の気持ちがうまくライブに乗れなかったのとで、
不完全燃焼と言うか落ち着かないライブだったんだよね。
これからしばらく逢えないかもしれないのに。。。
でもだからこそ次逢えたときは、
大好きだと笑って伝えられたらいいな。

 

セトリ

01 晴レワタル空
02 開放宣言
03 ひとつ星
04 君の存在
05 Look at me dad
06 アンバランス
07 風の唄
08 満員電車
09 使命

EN.
01 イエスタデイ
02 don't look back
 

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