忍者ブログ
空気であり水である大切な音楽たちに触発され、物書きリハビリ中
Admin*Write*Comment
[1]  [2]  [3
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


恒例のプライブレポですよ。
相変わらずりゅうたろうさんしか見てないですよ(笑)

今日は絶対定時で上がる!って心に決めて、
終業一分前にはPCの電源落とした(笑)
ライブ直行決まってたから、
そして仕事は制服だからって理由で、
Sinc.の服装でトランクだったけど何か?
電車に飛び乗ってダイホへ!
かなたくんを回しっぱなしにしていたのだけれど、
こんな時に限ってプラを一曲も流してくれない、
なんでだよ…!
と思いつつ気が紛れたので良しとしよう、うん。


整番は72。
二柵とりたかったんだけど、
予約席とかなってて無理だったので、
PA席真後ろの下手に落ち着く。
すでにPA席の後ろ下手側は僕の定位置(笑)

開演待ちの間、
ずっと祥さんにsacraの話をしていた気がします。
りゅうたろうさんとの響きあい方とかについて、
勝手な妄想を語らせていただきました。
付き合ってくださってありがとうございます。

 


フロアの照明が落ちて、
ゆっくりと、ステージにプラが上がる。
りゅうたろうさんが視界に入ったら、
心臓がぎゅうって縮んで存在を主張した。


まさかの絶望の丘始まり。
マイクスタンドを両手でぎゅっと握って、
微動だにせずにりゅうたろうさんが唄う。
合わせられたピンスポがごく淡くクリーム色で、
黒のインナーに大きめのふわふわした白の上着を合わせたりゅうたろうさんを、
ひどく神聖な存在に見せ綺麗な空気を彩った。

じわり、視界が滲んで、
呼吸の仕方を忘れたように喘いで、
右眼から一筋だけ、涙がこぼれた。


右手を挙げていつものお辞儀。
それから両手を合わせてもう一度深くお辞儀。
その仕種に涙が出た。

りゅうたろうさんが、いた。
いつものりゅうたろうさんが、いたよ。
ちゃんとそこに、いてくれた。


一瞬次の曲が何か分からない。
グライダー!って思ったのは唄い出す直前でした。
だってこの曲ライブで初めて聴いたんだもん。
この曲はね、僕割と落ち着いて聴いていられるほうなんだ。
カルピス飲みたいなーとか思った。

ギターの音がうまく出てなかったのか、
唄いながら下手に向かってギターって合図してたの。
2番から復帰したみたいだけど。

 携帯は電池切れだ

うん。自主的に。
りゅうたろうさんが間奏にトゥルルと、
あの頃のような高い声で唄うから、
涙出そうになった。


続いてテトリス。
テトリス…!
大好き!
ケンケンさんの音は前より若干重くなってた。

りゅうたろうさんの「はい」が結構大きく入って、
唄い出しからなんかテンションが前の二曲と違って、
なんでいきなりテンションあがった?とか思いつつ。

 残像 逆光 ハレーション なんで全部写ってない?
 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア

 残響 天使 ハレルヤ ちゃんと沸点までいって
 泣いて 泣いて 千切って そっと散って フリージア

涙出そうになった。
泣いたっていいの?
堪えなくたって、いいの?
りゅうたろうさん。


「どうも」
あれ、なんか挨拶いつもと違う?
拍手が起こって、
何かを言おうとしてたりゅうたろうさんは、
両手を差し出して右に左にちょっとおろおろして、
結局僕らに向けて拍手してくれました。
その動作がものっそ可愛かった。

「やぁ、」
「やぁ!」
「Plastic Treeです」
あ、やり取り戻った。
「名古屋ですよね?」
とか確認してたよなんで(笑)
しかも噛んでたし!なごみゃって何!
「みゃとかだぎゃとかの名古屋ですよね?」
ってごまかしきれてないからー。

「…梟一座、夏、行、脚」
何故区切った?
たぶん微妙に覚えていなかったんだと思われ(笑)

「梟一座夏行脚、初日、名古屋編。はじまりはじまり」


かくん、とりゅうたろうさんの手が操り人形のように釣られて、
うつせみ、と意識して泣きそうになる。

 お揃いの夢は色違い。

わかってる、わかってるよ。
それでもお揃いなの。
いつだって同調して泣いて浄化されていくの。

りゅうたろうさんの唄う言葉で、
僕の中で捩じれて俯いていた花が蕾を開いて顔を上げる。
探している君は誰?
追いかけている僕は誰なの。

喘いで、ぼやけた視界とそれでも零れない涙と、
その代わりのように止まらない震えで、
想いが絡まって空回って頭の中が混乱する。


次がメルトで、何故か出だし手拍子。
え、プラで手拍子とか慣れないんだけど…!
この前って手拍子入ってたっけなぁ?
今回全体的に照明綺麗だなぁって思ったのだけれど、
やっぱりメルトの照明の入れ方が僕は好き。
正くんの音を足下から聴いて、
りゅうたろうさんの動きをひたすら眼で追って、
腕を伸ばして空気を揺らす。


続いた曲が、まひるの月。
うわーってなる。
7月だからやるかな、やってほしいな、って思ってたけど。
ああ、初めてのライブを思い出すよ。

それから、ね。
僕の聴き間違いかもしれないんだけれど、

 みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから

という部分を、

 自分の立ってる場所が 嘘に見えて不安だから

なんてりゅうたろうさんが歌詞を変えるものだから、
酸素を求めた僕の喉が湿った音を立てた。
眼の中が濡れているのはわかったけど、
やっぱり零れ落ちない涙に少し不安になって、
身体の震えと足りない酸素に喘いでそれどころではなくなる。


そのままぬけがら。
留まっていた涙がやっぱり右眼からだけ零れ落ちてった。

 本当の気持ちじゃないなら どんなことももうしないでよ

りゅうたろう、さん。
僕の想いはどこまでも本当だから、
手を放したって心は離れないから、
できることは少ないけれど、
せめてあなたの幸せを祈らせてほしい。


心が揺れてるところに、斜陽。
だから、なんでかsacraに逢いたくなるんだってば。

 指先触れたのは名前のない感情


「名古屋、であってますよね?
 ダイアモンドホール! で、あってますよね?」
またしても確認ってなんで(笑)
「おかえりー!」
「あ。ただいま。Plastic Treeです。
 今回は梟一座、というわけで、
 我らが座長からご挨拶を」
と正くんに振ってたのはここか?たぶん。
「ご心配をおかけしましたが、
 新しいドラムを加えてプラ、もどってまいりました」
的な挨拶をしてました。
海月さんたちからのケンケンコール。
なんだかほっとしてしまう(笑)

「梟一座、よろしくお願いします。
 というわけでそんな梟一座の主題歌を。…主題歌?
 テーマソング!…キラーチューン?笑 を行きます。
 ちゃんと飛べてよかったです、梟」


りゅうたろうさんにだけ光が注がれて、
そこにギターの音が被って、
マイクに顔を寄せたりゅうたろうさんが掠れた声で唄い出す。
音はいろいろあれだったんですがまぁそこは自分で確かめて(笑)

発売されてから何度か聴いたけれど、
涙が流れるよりも震えと浅い呼吸の中で必死に聴いていることが多くて、
ライブでもそれは同じで痙攣するように震えて、
音になってく感情に呼吸を忘れる。

うつせみで色違いのお揃いを象った。
でも色違いは圏外なの。
わかってる、わかってるってば。
お揃いだから、同調するし、
色違いだから、僕はりゅうたろうさんじゃないって哀しくなるの。
だけど色違いだってお揃いの夢が見れるの。
こんなにも理解して、
僕と違う色に僕の心を色づけてくれるのが救いなの。
それがうれしくてだから他人で、いいんだ。

 いびつに瞼おろして

って言葉がぎこちなくて、
その声につられるように瞼を下して、
暗闇に浮かんだのは誰だっただろう。

 最終形の感情論で君に伝えたいことがあります。
 僕らは誰かよりもちょっとだけ幸せになりたいの。
 記憶が息を引き取ってって無くなってく愛の実感が、
 今や消滅してるあの星の光にも似ていて心細く。

涙が、急にあふれた。
初めて触れた梟の歌詞はこの部分だった。

 送らないメールを書いた儀式も今日を最後にやめにします。
 で、僕、君知らなくなる。

右眼からだけぼろぼろ零れて、
左眼で唄うりゅうたろうさんを心に刻んだ。
震えは止まらなくて、
呼吸がうまくできなくて、
何度も喘いだ。


そのままGEKKO OVERHED
心を立て直して、ようやくドラムに意識を向ける。
やっぱりちょっと軽いというかしゃらしゃらいってるんだけど、
ものすっごスティック捌きが速くてびびった。
なんだあの速さすごすぎ!


「名古屋のみなさぁん? 踊りの時間がやってきましたよ」
って煽ってサイケデリズム。
なんかマイクの入りがすごく悪かったような。
サビ以外ほとんど聴き取れなかったんだけれども。
というか今回全体的に音大きかったよね?
未だに耳鳴りがするんだけれども。


そのままegg
タイトル覚えてなかった(笑)
独裁者!って反応して、
家帰ってタイトル確認。
とりあえず煽られたのでのってみました。


「名古屋ー!声出せ名古屋ー!
 名古屋ー? ダイアモンドホール!?
 まだまだ、遊び足んないんでしょー?
 まぁだまだ、遊びたいんでしょー?
 暴れてっちゃってくださぁい」

って感じの煽りでヘイト。
会場揺れてたねー。
りゅうたろうさんがくるくる回って楽しそうで満足なの。
そういえばここだったかな、eggだったかな。
このあたりの曲でジャンプしたりゅうたろうさんが裸足で、
ちょ、いつの間に靴脱いだ!?とか思ってしまった(笑)


プラはなんで名古屋初日多いかなー。
初日らしい初日だね、って言ってらしたけど、
基本初日な名古屋しか行かない僕にはよくわかりません(苦笑)
でもどうであれプラの初日はこんなもんらしいです。
ん、だいじょうぶ、今日は割と音とれてた方だと思う…!

「夏ですねー。
 夏と言えば、花火、祭り、」
とかふわふわりゅうたろうさんが上げていって、
海月さんの間から「スイカ!」だとか「海!」だとかなんだとか、
夏の風物詩的な声が上がってたんだけど、
りゅうたろうさんはしばらくそれを無視して、
急に「そう! それ! んと、4番目の君!」
とか中央上手よりの4列目あたりを指さして、
「夏と言えばライブですよね!
 えー、前振りが長かったですが、
 ようは次の曲で暴れてってくださいっていうことです。
 後で思い出すとぽっと頬を染めてしまうくらい大きな声で遊んでってください。
 メランコリックー」

悲鳴、が起こりましたね。
僕は呑み込みました。
この曲すごく、好きで。
りゅうたろうさんの曲の中で僕が暴れるのはたぶんこの曲だけで、
暴れながら泣いてしまうんだけれども。

 もしも涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそうで

 確かな光に伸ばした手は 未来まで届くはず

 壊れながら失いながら 僕らは加速して突き進む

少しずつ、泣くことが少なくなっていくの。
あの頃の必死さや想いを失っていくようで怖いの。
掌から零れ落ちていってしまったものを、
僕の心から流れていくものを、
どうしたら僕の中に留めておけるの?
りゅうたろうさんやsacraの唄に泣けなくなったら、
僕には何があるの…?

怖くて、
それでも進みたくて、
だけどそれは失うことなの?
それとも大事な刻印になるの?
忘れないでいたいの。
大切なものなの。


不意に照明が落ちて。
あの日のようにりゅうたろうさんにだけスポットがあてられて、
奏でられたのは、リプレイ。
まぁ結局暴れ曲なんだけど。
だからそれはなんでなの?

右手をぎゅっと握りこむ。
唇を噛んで震えをこらえる。

 確かなものなんていらないや。涙で悲しみを抜く。
 大丈夫。それでも僕だった。
 何もない右の掌で、残ってる温もりが騒いだって。

心がざわつく。
涙が零れ落ちる。
哀しくてでも泣くのを堪えて、
ねぇでもやっぱり泣きたい。
涙と一緒に零れてくのはなんなんだろう。
僕まで零れ落ちそうで、
でもりゅうたろうさんが大丈夫っていうなら、
それでも「僕だった」というのなら。

 まぶた閉じた。記憶堕ちた。星が瞬く隙に歌う。
 100年分の鼓動のせて響く、声が届く。

眼を瞑って。そうしたら浮かんだのは母親の顔だった。
切り替わるように、りゅうたろうさんとあの方とsacraの三人が浮かぶ。
涙と想いが溢れた。
声は、ちゃんと届いたよ。届いてるよ。
ありがとうありがとうありがとう。


本編はこれで終了。
ステージを降りていくりゅうたろうさんが怖くて、
いかないで欲しくて思わず名前を呼んだ。

やっぱり誰もいないステージを見てるのは辛いな。
空っぽの空間見てると泣きそうになってしまう。
だから帰ってきてくれた時は本当に、ほっとする。
ほっとして泣きだしそうになる。

 

 


アンコール一曲目は、真っ赤な糸。
右手に甦った震えに思わず左手を添えた。
大切に零されてく言葉に、視界が滲んだ。

 話したいことがたくさんあった
 生まれ変わるなら君になりたいな

どうしたって僕はりゅうたろうさんじゃなくて。
それでいいっていったってやっぱりどうしてだろうって思って。
生まれ変わる時にはりゅうたろうさんのように、
綺麗な空気みたいな人になりたい。

 うわごと ああ 
 名前を呼んだ 呪文みたいに繰り返した
 忘れない ああ
 あなたの声も いろんな顔も 紡いだ心も

絶対絶対、忘れない。
ぜんぶ刻んで、持っていく。


「アンコール、呼んでしまいましたね?
 むしろ望んでたところですよ。
 名古屋によく来る、でおなじみのPlastic Treeです。
 ……ごめんなさい、適当に言いました。
 でもよく来てると思います」
とりゅうたろうさんがやわらかく笑ってて可愛かった。

「いつも御心配ばかりおかけしているプラトゥリですが、
 サヨナラ三角またきて四角、ということで、
 佐藤ケンケン入りまして、また四人になりました。」
ケンケンコール入ってたけどりゅうたろうさんスルー(笑)
「いつもだらだらしてるプラトゥリですが、
 こういう大事なことは出し惜しみしていきます(笑)」
と楽しそうなりゅうたろうさん。
「男です!」
って紹介に左腕に力拳を作って見せるケンケン。
「こういう反応を気にせずやっちゃう長崎出身!」
両腕上げて立ちあがってました。
あとなんだっけ?
「小さいけど心は富士山のようにでかい、はず!」だっけ?
しかし結局ケンケン話さず。
えー?そこも出し惜しみ!?

「えっと、何やるんだっけ?」
ってりゅうたろうさんそこ覚えておこうよ!
前回のFCライブでもセトリ間違えたでしょ(笑)
「やりますよ。たくさん練習してきましたから!」
とかいろいろ時間を稼ぎー、
「遊び足りないんでしょー?」
とその煽り最近のお気に入りですか?可愛いんですけど。
海月の反応に「望むところです」ってにっこり。
「藍より青く!」

ごめ、みんなのってる中号泣だった。
だって、あんまりにも今の僕を的確に表しすぎてた。
震えて嗚咽して崩れ落ちそうだった。

 もう少しで繋いだ手を離す。

ごめん、なさい。

 思い出は持てるだけ持っていこうよ
 頼りない世界には必要

うん。
ありがとう。がんばってくる。
僕は僕の出逢った有村竜太朗に逢いに行く。
だけどそれにはRyutaroさんも竜太郎さんも必要だから。
依存じゃなくて糧にしたい。

ここがすべてだと思っていられたらよかった。
りゅうたろうさんがすべてだったらよかった。
だけどたくさんのものを教えてくれたのも、
ねぇ、りゅうたろうさんなんだよ。
歩けなくなった僕を赦して、
次を望ませてくれたのもりゅうたろうさんなんだよ。
だってあなたが繋いでくれた人たちが愛しくて、
彼らの幸せを守りたいって思ったの。
綺麗なものを見せてあげたいって思うの。
だから強くならなきゃ。

 わかんあくなって わかりあえなくて
 暗がり壊れながら走るよ
 消えないように 消さないように
 何もかも塗りつぶしてく

 藍より青く 君と僕の心 心 心
 涙の代わりになれるものを 探す 探す 探す
 口づけしながら見た世界が 回る 回る 回る
 うずまく空に堕ちていって 溶ける 溶ける 溶ける

 藍より青く 君と僕は泣いて 泣いて 泣いて
 涙が乾けば意味もなく 笑う 笑う 笑う


涙が止まらなくて、
ダブルアンコかかってる間もずっと泣いてて、
正直不審人物でしたね(苦笑)
だって赦された気がしたの。
背中を押された気がするの。
だいじょうぶだよって。

離れることは忘れることじゃない。
離れることは失うことじゃない。
僕の中に棲んでいるのはりゅうたろうさん、あなただ。
名前を泣き叫んだ。

 

 

 

「アンコールありがとう!最高の初日です!」
と言っていただけました。ありがとうございます。
「夏って感じですね!」
とかなんとか。
プラっていつもあんまり季節感ないセトリな気がするんですが、
今回夏って感じだったなー、確かに。

このあたりでアキラさん話してたかな。
てかアキラさん髪長くなってたー。
「俺はえー?とかぶー、とか言われたいの」
とかMな発言をしてらっしゃいました(笑)
ブーイングを煽って結果「こんだけ言われると傷つく」だそうです。
そりゃそうだ。
つか煽られたからってブーイングするなよと僕は思う。
僕が傷つく(苦笑)

ありがたい言葉とかいうアキラさんの無茶ぶりに、
りゅうたろうさんはしばし悩んでから、
「ありがたい言葉は…今日は晴れてよかったと思います」
でした(笑)
海月さん半分爆笑でしたねー。
うん、僕も朝起きた時雨でさすが正くん、とか思ったけど、
ちゃんとライブ前は晴れましたもんね?
終演後は土砂降りでしたけど(笑)
んでわかんなかった海月さんたちに、
「この言葉の真意を考えなさい!寝る前10分間!」
とか言ってるたろさんの後ろで、
正くんがアンプの上から折りたたみ傘?持ち出して、
「これがその10分の答えです」
とりゅうたろうさん笑ってられました。

「ではアンコール行きます!
 っていってもこんなんじゃないんですけど(笑)
 Sink」

ここでSinkもってくるとか、
りゅうたろうさん僕を窒息死させたいのか。

「私」はRyutaroさんと竜太郎さんの許へ置いていく。
「僕」は竜太朗さんを追っていく。

 君の傍へ 沈んで


「新しいPlastic Treeの竜太朗はマシンガントークで行きます」
と言ったはいいけれど、
「みんないい顔してるねー」
って海月と正くんとアキラさん順に指さして、
「竜太朗はー?」って声に、
「微妙な顔してますね(笑)
 いや、いい顔してます、ありがとう」
の会話の後が続かないりゅうたろうさん。
「新しい竜太朗、終わりましたね」
って早いから!
「一分未満で(笑)」
「がんばれ!」
「がんばってます。見ての通り僕はがんばってますよ」
のくだりが可愛かったです。

「梟一座、夏行脚ということで行脚してますね」
とか言いながら足踏みして、
「この間偶然同じようなタイトルのシングルが出ましたね、
 その意図を座長に…」
「だって最新シングルなんだもん。
 一番新しい代表曲なんだもん」
正くん、もんって(笑)

「ツアー始まったらあれを言おう、これを言おう、それを言おう、
 とかいろいろ思ってたんですけど、
 もう千回以上こうしてやってるのに、
 やっぱりなかなか言えないものですね。
 ようは、ありがとうございます!
 やっぱり俺、…僕は私は、バンドがいいですね、うん。
 …あんまりこういう話をすると泣き崩れますからね、
 そろそろ夏のロックバンドらしく、
 軽やかに、センセーショナルに、…ダンシングで、エキサイティングで、
 ロコモーションで、オレンジレンジで、エグザイルで、がんばります!」
りゅうたろうさん途中から変なの入ってるから!!!

初日だよー?初日ですよー?祭りだよー?
みたいな煽りがあってオーラスはGhost
これも手拍子違和感。
あれー?前から手拍子だっけ?

てかりゅうたろうさん出だしのタイミングワンフレーズ早い(笑)
アキラさんと顔見合せて爆笑してました。
アーティストとしてはあれですが(笑)
んでもその表情可愛い可愛い可愛い。


楽しかったのかみんなハイテンションで長くステージにいてくれた。
「楽しかった!ツアーやってよかった!ありがとう!行ってきます!」
ってステージ降りていかれました。
こちらも大満足です。

 


セトリ


01.絶望の丘
02.グライダー
03.テトリス
 MC
04.うつせみ
05.メルト
06.まひるの月
07.ぬけがら
08.斜陽
 MC
09.梟
10.GEKKO OVERHEAD
11.サイケデリズム
12.egg
 煽り
13.ヘイト・レッド、ディップ・イット
 MC
14.メランコリック
15.リプレイ

- EN1 -
01.真っ赤な糸
 MC
02.藍より青く

- EN2 -
01.Sink
 MC
02.Ghost
 

PR


お昼から祥さんとお逢いして、
ふたりできゃっきゃしながらのばぶらついて、
一旦物販のために会場へ。
開場じゃなくて物販なのに、
階段並ぶとどきどきしてしまって大変で、
物販終わり次第速やかに退散(笑)
スタバで参戦する海月さんたちの服装眺めながらニヤニヤしてた(笑)
しかし海月さん方はコス似合う人多いね!
でもたろさんと正君とアキラさんはいたけどぶっちは?

 


整番がよろしくないので見れるかなー、と不安だったのだけれど、
PA席後ろ中央の3列目辺りに場所をとり、
海月さんの方の間から有村さんが真正面だけどどうしよう。
アキラさんはかろうじて見えるような見えないようなで、
正君にいたってはまったくお顔を拝見できず、
ぶっちくんは思いっきり有村さんと被ってて、
有村海月のくせに何度有村さんどいて!と思ったことか(笑)
だって!
ぶっちのドラム好きなんだもん。


開演までの15分が長い。
心臓ぎゅうぎゅうして、
息が苦しくて、
おなかも痛くて気持ち悪くて、
いつものごとく帰りたくなる。
でも逢いたくて祈るように指を組む。
小刻みな震えが目に入って思わず嘲う。

 

照明が落ちてメトロノームの音。
感覚が落ちていく。
前述したように有村さん以外見えない。
でも、それでも良かった。
有村さんが視界に入ったら見えてる世界が滲んだ。

唄うりゅうたろうさんが操り人形みたいにかくかく動く。
それはいつもステージに見る絶対的な存在感とは遠く、
儚く、感情が消え去ってしまったかのようで、
人間性が排他されたようにみえるせいで、
酷く不安になって躰が震えた。

聴こえる浮遊感のある唄声だけが、
いつものようにそこに有村さんがいることを教えてくれる。

うつせみ。

なんてタイトルの響く、パフォーマンス、と今なら思える。


音がバラバラと落ちてくる。
テトリス。
組み上げようとして失敗する。

ぶっちのドラムが大好きなのに見えないよ(苦笑)
でもその代わりにりゅうたろうさんが現実感を取り戻す。
僕の中に落ちてった音たちがゆっくりと積み上がって、
サビで涙になって消えてった。


感情を立て直したいのに、
追い討ちを掛けるようにザザ降り、ザザ鳴り。

ひとりで立とうってがんばるのに、
依存しないように離れようとしたのに、
距離感を適性値にしようとしてるのに、
無理をしていることを簡単に見抜くんだ。


「やぁ」
っていつもの挨拶。
新年でもそれは変わらないんだね(笑)

「当たり前ですが、今年初めての名古屋ですね」
「おかえりー!」
「……はい、ただいま」
このやり取り、好きだよ。
りゅうたろうさんがかわいいから。

「前に正君が『名古屋は日本一サイケデリックな街だ』と言っていました。
 そうなんですか?」
ああ、なんか、そんなこといってたような気も。
海月さんの反応は二分されてて面白い。
「サイケに踊り狂っちゃってください」
ってサイケデリック。

ああ、ごめん。
僕この曲覚えてない。
何度聴いても馴れなくて、
この曲の有村さんに追いつけなくて、
サビだけがぐるぐる回るのです。


一瞬何かわかんなかったアルバム曲はQ
音だけ覚えてるのはやはり正君の作る曲が好きだからか。


流れ落ちる音に涙腺が緩む。
ライブで聴いたら絶対泣くって思ってた。
フィクション。
歌詞に合わせて眼を閉じてイメージしようとしてみる。
ああ、ほら、瞼の裏ではこんなに綺麗に飛べるのに。

ライブでのフィクションは音源と違って、
伝わる意味が抱えてるものの輪郭とぶれてしまって、
すごく曖昧な場所に僕は立ってて唄を聴いてた気がする。


寧ろ斜陽のが泣けた。
これ聴いてるとsacraに逢いたくなるんだよね(笑)

 世界に 僕 と 僕

りゅうたろうさん、と縋るように呼ぶ。
眼に痛い夕陽のせいで、ぜんぶ、見えなくなってしまいそうだ。


「抉じ開けたいのはその箱です、Dummy Box」
わー、好きな曲だよ!歌詞知ってるからもう泣かないもん!
とか思いながら聴いてたー。

なんだろ、やっぱり前回は感情振り切れてたんだ。
だから泣いちゃったんだけど今回は涙の気配すらなく、
思わず僕も一緒になって手を伸ばす。
ああでも人にぶつかりそうで、
それが気になりすぎて他の暴れ曲もだけどちゃんと振れなかった。


アローンアゲイン、ワンダフルワールド。
重ねる人が、変わってた。
sacraは12月に確信をくれたから、
そして僕にはもー逢えない人が、いたから。

絞られて、涙が止まらなくて、嗚咽して、
周りに人がいっぱいいなきゃきっと崩れ落ちてた。

唄う声があまりに必死で、
泣き叫んでるのかと思う箇所とかあって、
それが余計に苦しくて、
脳裏に電話Boxの上のぼんやりしたりゅうたろうさんの姿が浮かんで、
ぎゅうっと眼を瞑ってその姿を留めようとする。
いなくならないで、と。


「えーっと、冬、ですけど、雪見ました?」
見たーって声がちらほらと。
「それは……うらやましいですね?」
ちょ、たろさん棒読み!笑
「僕は見てないんですけど、雪の曲行きます、雪蛍」
零れそうになった悲鳴を飲み込んだ。

僕、セトリ見てってなかった、から。
やってくれるなんて、思ってなかった、から。

ミラーボールが廻って、
きらきらしてる世界でりゅうたろうさんの零す言葉が綺麗で、
光の中に佇み光に霞むりゅうたろうさんがあまりに綺麗で、
そしてあまりにも儚く消え入りそうで涙が溢れた。


続く、メルト。
この曲は結構好き。
曲調変わるところ、とか。
でもなんか予想外に暴れ曲でびっくり。
なんでかなー。うーん。


「名古屋ー!いくよー!」
ってマイクオフで煽ったはいいけど、
唄いださずにアキラさんと密談する有村さん。
ん?って思ってたらいきなり聴こえたのはバルーン。
なんかとっても音がぎこちない。
煽り間違えた?
でもこの曲もメルト同様激しく暴れ曲で、
あまりの動揺に感情はフラッシュバックすることなく、
やっぱりあれはあの日だったから泣けたんだなぁ、とぼんやり思う。


暴れ曲が続き。
りゅうたろうさんの後ろにかろうじて見えるぶっちに、
そのスティックの動きにただただ見惚れてた。
響くドラムの音が僕を激しさの中に連れて行く。


だけど次のメランコリックは泣いてしまった。
ライブの間ずっと感じてた不安に触れられた気がした。
もしも、涙が出なくなったらどうしよう。
もしも、重ねるものがなくなったら、どうしよう。
喜ぶべきことのはずなのに、
感情が薄れていっているようで怖くて、
音と声と揺れる手に心を揺さぶり掛けられる。

大好きだけど、やっぱり聴くたび痛いんだ。
だから必死で有村さんのいる未来に手を伸ばす。


リプレイも暴れ曲に塗り替えられてた。
あの日のあの神聖な空気はどこへ?
世界が変質していく。
それは有村さんの世界ではなくてプラの世界だ。
怖くて、苦しくなる。


最後の記憶行きには僕の知るりゅうたろうさんが、いた。
マイクスタンドに両手で縋って、
傷痕を指先で撫でるように言葉を囁き落としてく。
唄い終わった後に数秒間マイクに縋ったまま黙ってた。
その後しばらく続いた4人の奏でる音に、
マイクに寄せた唇から零れるりゅうたろうさんの途切れ途切れのコーラスに、
見失いそうになった僕の神様を、見つけた。
僕の大切なりゅうたろうさんは、ちゃんとそこにいた。

 

 

プラはアンコールまで長すぎ!
いつもこの時間が不安で仕方がないのだけれど、
本編で感じた奇妙な現実感のなさと、
近くにいた人たちのおしゃべりのせいで苛々してしまう。
ダブルアンコールの時とか、酷くて。
どんだけ海月さんが必死に呼んでると思ってるんだよ!?って思って。
おかげでオーラス冷めてしまったよ。
ああ、思い出しただけでも腹立たしいし、かなしい。
話ズレた、ごめん。

 

「あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします」
と正君が折り目正しくご挨拶。

たろさん「アキラさんもあけまして?」
アキラさん「おめでとうございます」
って挨拶してアキラさん何か言おうとしたら、
思いっきりフロアからぶっちコール。
「新年の抱負は言わせてくれないのね」
ってなんだかアキラさん哀しそう(笑)
途端に海月たちがアキラを呼んで抱負をねだる。
なんて現金な海月たち(笑)

「抱負ね、抱負。
 今年はMC上手になろうと思います」
だそうです。
アキラさんいい声なんだからがんばってください。

たろさん「ぶっちくんもあけまして?」
ぶっち「おめでとうございます」
たろさんからマイクを受け取って、
雑煮食べた?餅食べた?初詣行った?といくつか質問し、
結果出した答えは「ぜんぶマバラじゃん!」でした(笑)

はっぴーにゅーいやーですね、と有村さんが話し始めたところで正コール。
有村さんは可愛らしく首をかしげた。
「正君? が何? うん、正君は細いよ」
違っでもかわいい…っ
正君にも「新年関係ないから!」って突っ込まれてた(笑)

正君「初夢でさ、一富士ニ鷹三茄子っていうでしょ?
  あれって見たことある人いるのかなぁ?」
たろさん「いやぁ…?」
正君「見た人!……やっぱいませんね。
   俺、いつかはみてやろうと思って」
たろさん「でもそれ見たらそのままポックリ逝っちゃいそうですよね?」
正君「……とんだお年玉ですね!」
そのコメントが数秒経ってからツボに来たらしく、
マイクに向かった有村さんいきなり噴出してアキラさんに無茶振り(笑)
でもアキラさんもそんなお年玉はいらなかったみたいです(笑)

「はい、closer」って単調な曲フリがかわいかったよー。
そしてこれもただひたすらぶっち君の音追ってた。


「お正月の三日間で太った人が8割超えてると思います」
いきなり何を言い出す有村さん(笑)
「お雑煮食べた人!」
一斉にあがる手。
「お餅食べた人!」
またもやたくさんの手。
「いつもの1.5倍食べた人!」
これまた同じくたくさんの手が!
有村さんはにやりと笑い、
「ということはお前ら全員3キロは太ったな。
 一日1キロで3キロは太ったな」
と何故かとても楽しそう。
海月さんのブーイングに爽やかに、
「酷い?酷いよ。だってそれが現実だもん。
 現実は残酷で声にならないと」
って笑いながらいう有村さんに「内容が違ぇよ!」と、
アキラさんから鋭い突込みが(笑)

「お腹についたお餅を落としましょう!
 お腹についた鏡餅を!」
まって!鏡開き11日だから!と冷静に思った(笑)

わーわーしながらヘイト。
カロリー消費はばっちりですね。

 

やはりかかるダブルアンコール。

「アンコール、呼んだ?」
「呼んだー!!!」
「聴こえた(照)」
かわいい。
「だから、俺、来た」
だからかわいい(落ち着け)

「くどいようですが、現実を言います。
 おなかの雑煮をGHostのように燃やしちゃってくださぁい」

りゅうたろうさんすごく楽しそうだった。
今日のりゅうたろうさんは3曲目で感情振り切れてる感があって、
なんかテンション高いと最初思って、
だけど本編が進むに連れて逆だって思って、
なんか焦ってるってゆうか何かを求めてるみたいに必死で、
でもそれは過去の有村さんが手を伸ばした何かとは違ってて、
笑ってくれなくて、いつもと違って少し怖かったのだけれど、
アンコール始まってからは終始楽しそうで、
すごくほっとしたんだ。

曲の最後にお立ち台に上って、
「名古屋!飛ぶよ!」
って宣言したはいいけど海月さんの反応が予想より鈍かったのか、
ちらりと僕らを振り返って「飛ぶよ?」って、
なんだそれめっさ可愛いんだが!


ありがとう!
いってきます!

っていつもと同じようにマイクオフで叫んで、
そうして全員捌けたステージ上に、
アンコール呼んでる時とは違う空気に、
またしばらく逢えないのだと自覚して、
また、涙が出そうになった。


今回のライブは僕には不完全燃焼過ぎるけど、
プラへの感情と有村さんへの感情の違いを突きつけ、
ちゃんと真剣に考えなくちゃいけないって思うのだけれど、
そしてやっぱり僕はネガとポジで止まってて、
ウツセミは沁みていっていないんだって気付いたけど、
それでも唄う有村さんに涙をもらい浄化されるのは変わらないんだ。

でも今度は、アルバムツアーじゃない時に逢いたい。

 


参戦された海月さん、お疲れ様でした!

 

 

セトリ

 ~規則的な四拍子~
01.うつせみ
02.テトリス
03.ザザ降り、ザザ鳴り
  MC
04.サイケデリズム
05.Q
06.フィクション
07.斜陽
  MC
08.Dummy Box
 ~晴天、喚声、回転木馬の前~
09.アローンアゲイン、ワンダフルワールド
  MC
10.雪蛍
11.メルト
12.バルーン
13.GEKKO OVERHEAD
14.メランコリック
15.リプレイ
16.記憶行き


‐アンコール1‐
01.closer
  MC
02.ヘイト・レッド、ディップ・イット

‐アンコール2‐
01.Ghost


いつもの如く完全ネタバレ、そして偏りありすぎですので、
読みたくない方は回れ右でお願いします。

 

終業時間が18時。
開場時間も18時。
とにかく急いで会場へ向かう。
焦っても、地下鉄のスピードは変わらないのにね。
耳許ではかなた君が唄う。
シャッフルの癖にプラばかり選んで。

散リユク僕ラ
名前のない花
雨ニ唄ヘバ

泣くから!
変な緊張をしてしまう。
今回予習を一切していない、から。
先のふたつのセトリどころかグッズ情報さえ、見てない。

会場についてはるさんに見つけていただいて、
開演までずっとお話させていただいてました。
場所は最上段前から二列目、PA席の上手側。
すぐ近くに、ビデオがセットされてたよ。
黙るとそわそわして挙動不審になるから、
はしゃいでみたり、して。

遅れる開演時間。
時計の針は近くなって意識するほど、進まない。
胃が痛い。
不意に暗くなる、から、動揺する。


りゅうたろうさんの服装が、
逆行の中で着物に見えて、
実際光が当たったら違ったけれど、
とりあえず可愛かった。
ふんわりしたお袖と、
デニム地のハーフパンツと、
膝下までの黒いブーツ。たぶん。きっと。
全体的に茶系の、落ち着いた印象で。


流れ出す音にびっくりして、
セトリを知らない僕はまさかこの曲が奏でられるなんて思ってなくて、
りゅうたろうさんの声が聴こえたら、
眼の奥が濡れてやがて頬を伝った。

りゅうたろうさん、 と、喘ぐように想う。


二曲目、会場が揺れる。
ナショナルキッド。
嬉しい混乱。
泣き出しながら手を伸ばす。

 どこに行っても ここにいても ふたりじゃなきゃやだ

この歌詞に涙が出た、あの日。

 どこにいても ここにいても 僕じゃなきゃやだ

なんて歌詞を変えて唄う、から(聴き間違いだったら笑える)
あの日とは変わってしまった僕の感情はまた同調して、
涙が溢れて止まらなくなってしまうよ。

「やぁ、」
りゅうたろうさんの、声。
「名古屋。……きたよ」
「おかえりー!!!」
「……ただいま(照)」
このやりとりが、好き。
ほっとする。

「今回のツアーはステレオ蝙蝠族って言うんですが、
 名古屋の空にひらひら舞っていってください。
 それではプラスティックトゥリー、ステレオ蝙蝠族名古屋公演、
 はじまりはじまり」


パラノイア。
手が震える。
五十音式の言葉が頭に浮かぶ。

零れてく言葉。
なくなってしまう感情。
世界がモノクロになる。
ステージで左右を変えて自問自答する姿に、
不安定に揺れる自分を重ねて、
息苦しくて涙が浮いた。


「りゅうたろう!」
「はい」
「りゅうたろう!」
「はい」
「たろー!」
「はい」
「りゅうたろう!」
「……あのー、そろそろ名前呼ぶの辞めてください(苦笑)
 はいって、言っちゃうから」
なんだそれ可愛い(笑)

「今日は雨降ってましたか?」
「ふってなーい」
「あら?」
首をかしげて正君をじっと見る仕種。
「今回のツアー、雨神様はおりてきませんね?」
海月さんの歓声と、楽しそうな正君。
「降ると思ってこの曲だったのに……まぁ、いいか
 雨のち、水色ガールフレンド」

タイトルコールに悲鳴を抑えた。
この曲、きれいで好き。
この会場で海月さんが流す涙が空に還り、
いつか雨になって降り注ぐのだとしたら、
きっと世界はきれいになる。
だってりゅうたろうさんがくれる涙には浄化作用があるんだもん。


軋む音。
アローンアゲイン、ワンダフルワールド。
りゅうたろうさんの、掠れた声。
手が、躰が、激しく震えて、
涙がぼろぼろ零れ落ちていって、
嗚咽したら前に立ってた二人に振り返られたよ。
ほっといてください…(苦笑)

sacraのことも、
おにいちゃんのことも、
一緒くたになって涙に溶ける。
溢れる。


聴きなれない音、歌詞。
リプレイじゃないことだけは、何故か分かった。
Dolly?
でも歌詞に出てこないから分からない。
結局、違ったみたいだけど。
ただ、言葉を必死になって拾ったら、
それが涙になって零れていった。

誰の歌詞かなんてわからない。
タイトルだって知らない。
だけど涙が出て、
それがりゅうたろうさんの言葉でもそうでなくても、
そこには僕の求める手があった。

 どこに行ったら 誰に問えば 救いの手は君に伸びる
 どこに行けば 感情を唄えば 救いの手は誰かに伸びる

活舌が悪すぎてうまく聴き取れなかったのだけれど、
そんな意味合いの言葉だったように、思う。
アルバムに、入るのかな。


「今、今まさに聴いてもらったんですけど、
 たくさん新曲が発掘されたので、
 たくさん新曲をやるツアーになってます」
発掘って(笑)
なんて笑ってる場合じゃなかった。

「バルーン」
ってタイトルコールが優しくて、
刻まれたギターフレーズがきれいで、
その時点で涙が出てきてしまった。
アキラさんのギターで泣くなんて初めてだ。
てか拓ちゃんのギター以外で泣くのなんて初めてだ。
びっくりした。

歌詞なんて全然覚えてない。
ただ恐ろしく同調して、
涙があとからあとから伝い落ちていって、
躰がずっと小刻みに震えてたことだけ、覚えてる。
アルバムに入ったら、
ちゃんと聴こう。


次の曲も新曲で、暴れ曲、だったね。
歌詞を聴き取ることは諦めて、
ひたすらぶっち君を見てた。

煽るりゅうたろうさんが、
今回かっこいいってゆうより可愛かった。
ひたすら、可愛かった。
なんだろう、はしゃいでた、よね。うん。
楽しそうに、笑ってた。
そういえば、今回は良くも悪くも人間的に、見えたかな。


睡眠薬。
堕ちる闇の中にりゅうたろうさんがいるのなら、怖くはないから、
だから一緒に連れて行ってと、願う。


次の曲は、笑えた。
純粋に好きな曲、だったから。
ひらひらと揺れる海月さんたちの手の中で、
楽しそうに廻るりゅうたろうさんが大好きだと思った。


「名古屋ぁ。まだ、遊ぶよね?」
っていつもとは微妙に違う煽り方。
「じゃあもっと遊ぼうよ!」
って僕らを誘い、
「壊れちゃってくださぁい、egg」

ぶっちかっこいい。
ぶっちかっこいい。

とかひたすら思ってた。
思わず曲が終わってからはるさんに、
「ぶっちめっちゃかっこよかった!」とかいってしまったよ(笑)

ぶっちのドラム叩いてる姿が、たまらなく好きだ。
スティックが自らの意思でドラムを走っているかのようで、
ぶっち君は激しいながらもスティックの意思を忠実に再現して、
その細かな音の波に溺れていく。


「名古屋の祭りには何があるの?」
「名古屋港!」
「ぇ?名古屋城?」
「名古屋港!」
「……?」
聴き取れないよね、あんなにみんなで話したら(笑)
なんかシャチホコの話になった気がする。
「みんなシャチホコよりも輝いています」
とかいって笑われてた。
正君が眩しいって眼を覆って大爆笑で、
「ほんとだ、眩しくってみんなの顔が見えないや」
とかりゅうたろうさんが棒読みするからさらに笑いが広がった。
「でも、今日一番輝いてるのはアキラです」
ってアキラさんを示して、
アキラコールに散々焦らした後アキラさんはドレミの唄を弾いてみんなそれにノッて、
「こんなフレーズを弾く俺、
 こんなフレーズに載っちゃうお前ら、
 なんだ…!?」
とか自己突っ込みするから楽しかったよ。

そんなアキラさんの新曲は、よかった。
今はきっとチャンネルが合っているんだね、
アキラさんの歌詞、好きだって思える。


続く音に口許を押さえる。
涙腺回路。
躰が震える。

 見上げれば冷たい雨の檻 ずっとずっと降って
 囲まれた僕を裁くのは きっときっと涙

微妙に歌詞を変えてくるから余計に泣いちゃったじゃないか!
この辺でプラの曲って雨多いなーとか思ったような気がする。


会場が揺れて僕の大好きな曲をりゅうたろうさんが唄う。
乾いた小さな手だけれど、
この伸ばした手が光に届くのなら、
と必死にステージにある僕の光へと手を伸ばした。


「もうすぐ出ます」
うん、明日、だよね。
「どこまでも昇っていってください、リプレイ」

ステージの照明が落ちて、
りゅうたろうさんにだけ光が降り注いで、
その光の中でりゅうたろうさんが最初のフレーズを引き始めて、
会場にはりゅうたろうさんの音だけが、あって。

唄う声が、
光の中に佇む姿が、
あまりにきれいで、
さっきまで人間らしかったりゅうたろうさんが、
途端に神聖な空気を纏うから、
やっぱりこの人は神様なのかもしれないって、思う。
人間の姿を借りてこの世界に降りて、
泣いている僕らに逢いに来てくれたんだ。

歌詞には痛いほどに同調して、
涙がどうにも止まらなくて、
ずっと泣いてた。
あの言葉に、りゅうたろうさんっ、と激しく名を呼んだ。
右手にない熱を欲して何度も手を握った。
そこに探した熱は、去年のあの日あの場所の熱だった。
りゅうたろうさんが叫ぶ名前と僕が呼ぶ名前は、一緒だ。
それがたとえば幻想だったとしても。

重たい音。
空中ブランコ。
リプレイの後に空中ブランコって、
僕にしゃがみこめって言ってますか?
ほんとに膝から崩れ落ちそうだった。

祈るように指を組んで震えて泣いて、
唄うりゅうたろうさんの声がいつもよりも細く頼りなくて、
『世界が終わるまで愛をあげるよ』
って囁く声が掠れ切ってて、
何かを願うように天上を何度も見上げるから、
今不安なのはりゅうたろうさんもなのかもしれないって思う。
おかげで余計に同調した、とか。


本編は、それで終わり。
ステージから去るりゅうたろうさんに、
置いていかないでって心が悲鳴を上げた。
初めて行ったライブの時と同じ感情だった。
怖かった。
りゅうたろうさんが視界から消えるのが、怖かった。

長い長いアンコール。
不安で息が苦しくなる。
それでも無理に声を上げなくなったのは、
無理しなくてもいいんですよ、って言ってくれた人がいるからだ。
確かな音として声を上げなくても、
りゅうたろうさんがちゃんと帰ってきてくれるからだ。


「アンコール呼んだー?」
ああ、だから、呼んだってば!
「呼ばれたからきたよ! アンコールありがとう!」
その嬉しそうな声だけで、不安が溶ける。

「誰のお話から聴きたい?」
って問いにたくさんの声が上がって、
りゅうたろうさんはちょっと考えて、
「僕のすべての声を聴き分けるこの耳に一番早く届いたのは、
 アキラ、でした。のでアキラ君どーぞ」

「プラがライブをやるって言うのは、
 マグロが休まずに泳ぎ続けることと同じことで、
 …何の話? マグロの話か…!」
楽しそうだねアキラさん(笑)
その後魚の話を続け何故か漁獲量の話になる(なんで)
「じゃあ軽妙な漁獲量のトークを!」
とか無茶振り(笑)

「次は誰のお話が聴きたい?
 ぶっちって声が一番に届いたので、ササブチ君」
ってマイクをはずして持っててあげるりゅうたろうさん。
「漁獲量…漁獲量!?
 えーと、魚類が苦手な人」
いきなり質問し始める。
ちらほら挙がる手に、
「あー、やっぱいるんだ。じゃあ貝類だめな人!」
さっきよりも多かった。
「わ!だよな!俺も! ホタテとか匂いがさー」
ってなんかすごく嬉しそうだったよ(笑)
「じゃあこんな大勢の前で漁獲量の話を続けられるのか、どうぞ」

そして正君にマイクが回され、
「漁獲量についての知識がない!
 シャチホコの話をしよう。
 シャチホコって、……魚類?」
そっから!?正君そっから!?
哺乳類だよ!

りゅうたろうさんは苦笑気味にマイクを受け取り、
「総合すると、今日のライブはいいライブって言うことですね」
とか無理矢理まとめに入る。
いや、それはどうなの、と乗り損ねる海月。
「ね! ね!」と必死なりゅうたろうさん。
アキラさんが見本を見せてやる!ってマイクに近づいて、
「プラトゥリ丸、大量じゃー!!!」
って叫ぶから海月さんたちがうわー!ってノッて、
りゅうたろうさんがすげーって楽しそうに笑って、
「今日は大量ありがとうございます」
って頭を下げた。


「それじゃあそろそろアンコール一曲目を。
 こんなに盛り上がっておいてどんよりした曲やります。
 ごめんなさい。
 夏の曲がまた出来るのを、嬉しく思います。ぬけがら」

だ、も、わー!!!
って何がなんだかな動揺をして、
震えながらりゅうたろうさんって名前を繰り返し呼んだ。


がらっと音が変わって藍より青く。
震えが止まらなくなって泣きながら手を伸ばした。
今の僕に、響きすぎる。


「いくよ! 最後までいくよ! これで最後! クリーム!」
タイトルコールに会場中に悲鳴のような歓声。
ぐらぐらと床が揺れるほどの振動。
焼きついたままのあの日のラストシーン。
視界が滲む。
あとで知ったんだけど、今ツアー初めてのクリームだったんだね。
セトリを知っていた子達にはびっくりなプレゼントだったね。

みんなの声を聴かせてって仕種をして、

 空気の渦 死ぬ方法 まとわりつく嘘とか

ひとつになる海月さんの声。
ゆらゆらとゆれるたくさんの手。
この海月さんの手をすかしてみるプラの姿が、
僕はとても好きなことを知る。

りゅうたろうさんは最後の最後でまたこけて、
視界から消えてしまうから動揺したけれど、
すごいバネを利かせて飛び起きていたから、
きっとあんまり痛くなかったんだろう。

 

ステージから去る前に、
「ほんっと、楽しかった。ありがとう」
そういってくれたりゅうたろうさんの声が変に詰まっていて、
もしかしたら泣いていたのかもしれない。

「行ってきます」
っていつもみたいに言って手を振ってくれて、
りゅうたろうさん!って、
ありがとう!って、
泣き声で叫んだ。

 

 

 

 

隣にいた女の子が、
僕と全く同じタイミングで泣いているから、
なんだか嬉しくなったよ。
声をかけようかと思ったくらいだ。
また、どこかで逢いたいな。

 

 

 

セトリ

01.幻燈機械
02.ナショナルキッド
03.パラノイア
  
04.水色ガールフレンド
05.アローンアゲイン・ワンダフルワールド
06.新曲
  
07.バルーン(新曲)
08.新曲
09.睡眠薬
10.秘密のカーニバル
11.egg
  
12.Dolly
13.涙腺回路
14.メランコリック
  
15.リプレイ
16.空中ブランコ

EN
01.ぬけがら
02.藍より青く
03.クリーム
 


毎回恒例なので書きます、レポ。
長くてすみません(苦笑)


とりあえず。
2時半に新栄(ぇ?早い?いっぱいいたよ)
きょーかさんが相変わらず素敵でどきどき。
なんでいつもかっこいいのきょーかさん!

二人で一旦会場にいってみるものの、
物販の場所がどこだかわからない。
下見の意味がない(笑)

寒すぎるので駅に戻って待ったりしてたら、
はる★さんが予想よりも早く到着されまして、
相変わらずの美人さんぶりにどきどき。

はる★さんが迷わず階段登っていかれるので、
僕らようやく物販がどうこでどうなってるのかを知ったよ(笑)
階段に並ぶのねー。
そこではる★さんから素敵なサプライズが!
プラに全く関係ないことで、
僕もうほんと泣くかと思いましたよ。
ありがとうございます!幸せです!

はい、話ずれました。

物販は、
スケジュール帳(絶対買うべき!)
復刻猫印手袋
蛍光ステッカー(買わないつもりだったのに可愛すぎて/笑)
アロマキャンドル
限定バッヂ
を購入。

えと、限定バッヂ、4種類くらいあるみたいなんですが、
ひとつしか買ってない僕はそれでも幸せなことに、
りゅうたろうさんのデザインのをもらってしまいましたよ。
愛ですかね、愛vv
てかたろさんあれは何、寝袋?眠れる森だから?(笑)

物販後crossoverさんに逢いに金山へ。
それは関係ないのでレポ飛ばしますが、
机は名曲!とだけいっておこう(笑)

会場15分前に戻り、
きょんコロさんと合流。
あの、どうしてそう海月さんはみんな可愛いんですか?
プライブ後お逢いしたクラ。さんも可愛かったし。
思わず頭撫でちゃったよ(笑)


チケ番はみんなばらばらなので、
僕は一人で並ぶのです。
お隣の一人遠征の方とお話させてもらった。
だって緊張するんだひとりだと!

開場が近づくに連れて涙出そうになって、
結局あの方にメールを送る。
すぐに、お返事を下さって、
そのお返事に泣いた。
メールしてよかったよぅ。


場所は、下手段上の一番前。
PA席がすぐ隣。
PAさん大好きなのでどきどき。

最初はきゃいきゃい喋ってたんだけど、
開演時刻5分前から黙り込む僕。
既にいっぱいいっぱい。
それなのに遅れてる開演。
いつ始まるのかわからないのって辛い。
胃が痛くて心臓が痛くてかなわない。

ようやく始まったのは、
定刻よりも20分は後でした。
息苦しかった。


流れたメロディがとりあえず何か判別できない(ぇ)
プラさんイントロイメージが被るの多いんだ。
しかもものすっごい轟音でね、
耳がキィィイイインってして、
急に始まったことへの動揺と音への反応で、
今一頭の回転が追いついてなかったのね。

数秒かたまって、
理解して、
一気にあの日のことがよみがえってきた。
右手に、あの方の手の温度がよみがえってきた。

祈るように胸の前で手を組んだら、
恐ろしいほどの勢いで震えてることに気付いた。
涙は出ない。
ただ、ぶるぶるなんて表現じゃ追いつかないくらい、
激しく手が、躰が震えてた。
崩れ落ちそうになる躰を、
柵に押し付けて支えて祈るように眼を瞑ったんだ。

りゅうたろうさん、今回は初めから絶好調だね。
きれいに音がとれてた気がしたよ。
声も、ちゃんと出てたし。
ぶっちくんも、熱あるってのを感じさせないくらい、
分厚いドラムたたいてた。


 何度でも呼んでいて 探した眠れる森

大サビ、りゅうたろうさんの声が、泣きそうだった。
りゅうたろうさんが、探してた。
必死で名を呼んで手を伸ばして、
引き戻すように、でもわかってるから大丈夫だと諭すように、
それでも声が、震えていた。

続いて聴こえた、不純物。
僕が一番聴きたかったネガポジの曲。
ライブで聴いたら絶対泣く!って思ってた。

じわじわ、って眼の中が濡れて、
痛いくらいに握り締めた手の震えを、
僕にはどうしたらいいのかがわからなくて。

祈った。
願った。

りゅうたろうさんの、一部になりたい。
溶け合えたらいいのに。
混ざり合えたらいいのに。
あの人の中に沈んで、
僕は消えていきたいって。

次の曲、タイトルが思い出せない(笑)
思い出すのは早々に放棄し、
周りに合わせて躰を動かす。

今回、ノリ曲多かった気がする。
思わず躰が動いてしまうのは、ライブ好きの性でしょうか。
スタンディングで微動だにしないってのは、
やっぱり僕には無理なのです。
それに、今回は泣く!って感じじゃなくて、
ただ躰が震えて止まらないだけだったから、
せっかくだし楽しんでみた。
楽しかったよ。
感動も、したしね。


たろ「帰ってきました、名古屋」
海月「おかえりー!」
たろ「…ただいま(照)」

可愛すぎだろ、とか思った(笑)
MCで一気に緩む空気は、
居心地がいいよね。

「アキラ君がいません」
って突然。
なんで。どこいった。
「きますきます、呼んでれば。たぶん」
ってりゅうたろうさんが言うので、
みんなでアキラコール!
アキラさん慌てて登場。
流れでMCを振られてました。

「初日名古屋!
 今日は懐かしい曲とかもやります」
とかなんとか言いつつ、
締めの挨拶みたいになっちゃって、
たろさんが「何で締めちゃうの(笑)」って笑った。

懐かしい曲ってなんだろう、って思ってたんだけど、
りゅうたろうさんが「パラノイア」ってタイトルコールして、
その瞬間涙が溢れた。

どうしよう。
本気で、震えが半端なくて、
自分がこのままばらばらになりそうな気がした。

 「コレでいいの?」 「ソレでいいの」
 「本当なの?」 「構わないで!」
 「理解らないの」 「理解りたいの」
 自問自答―。

ここ、泣く。
震える躰で必死に振りをしながら、
「構わないで!」ってりゅうたろうさんの動きに、
どうしようもなく涙が零れてしまいそうになった。
理解してほしいくせに、理解なんていらないって、
そんな強がりをいってたあの頃を、
りゅうたろうさんが激しい声で唄うから、
僕は心の中でりゅうたろうさんとあの方の名を繰り返し呼んだ。

続いてEgg、そしてエンジェルダスト
やばい、楽しい流れです。
エンジェルダストは若干泣きそうだったけどね!


二回目のMC
海月が正君の名前をたくさん呼んでて、
「ツアー初日における正君の意気込みが聞きたいですか?」
「おお!!!」
「リーダーご指名です」
「名古屋ー!」
とかやってました。

「今年は10周年で、いろんなことをやって、
 大きな会場でもやったし、
 海外でもやったし、」
とか正くんが話し出したらたろさんが、
「だから、なんで締めちゃうの」
って苦笑しながらだめだし(笑)

「久ぶりのふつうのツアーで、
 武道館もいいんですけど、
 海外もFCも沖縄もいいんですけど、
 やっぱり日本ツアーがいいですよね。
 ほかもいいんですけどね」
ってたろさん。
帰ってきた気がするって、
居場所だって気がするって、
そういってくれた。

ステージは生きる場所だって、
プラは生きる意味だって、
そういってたりゅうたろうさんを知ってるから、
涙が出て止まらなかった。

りゅうたろうさん、
あなたがステージ立っていることに、
僕はこんなにも救われている。
そこにあなたがいるだけで、
僕のすべてが赦されていく気がするんだよ。
ステージにいてくれて、ありがとう。
「今日も変わらずステージにいますから」
とあの方がくれた言葉を、
りゅうたろうさんが証明してくれた。

「また懐かしい曲を」って始めたのはベランダ.
も、ちょ、ほんとやめてください。
僕を壊す気ですか。

内部から震えが走って、
莫迦みたいに震えて躰を折って手をぎゅっと組んだ。
痛いくらいに握った手が、
激しく震えて柵にぶつかって痛かった。

 いつまでも陽だまりにとどまったまま
 君が来るまでずっとまってるから

ありがとうありがとうありがとう。
僕は今も、必死です。
必死に、りゅうたろうさんのいる場所を目指すのです。
僕が知った時には、既に今の場所にいたりゅうたろうさん。
立ち止まって、小さく首を傾げて微笑んで、
僕はりゅうたろうさんのいる場所まで行きたかった。
でも、どんどん遠くなるようで怖くて、
だけどゼロで繋がってる安心感をもらって、
今回ベランダ.を唄ってくれて、
すごくすごく、救われた。

続いたオレンジは楽しかったよ。
正君の曲、やっぱり好きだと思う。
しかしこんなノリ曲に塗り替えられるとは。
轟音は楽しい。

「あんまり滅多にやらない曲を」
ってりゅうたろうさんの言葉に海月がどよめき、
そしたら苦笑しながら、
「や、でも結構最近の曲なんだけど、
 でもあんまりライブでやってないから、
 ずっとライブでやりたかった曲です。
 藍より青く」
みんなが喚起の声を上げた。
僕も、息を呑んだ。

この曲、僕はとても好きです。
うれしいような苦しいような、
不思議な感覚に締め付けられて涙が出そうになる。

続いた曲に絶叫しそうになった。
なんでか、期待してなかったんだ。
だからびっくりしてうれしくて、
瞬間的に眼が潤んでしまって、
やっぱり僕はライブ中涙腺が極端に緩いみたい(苦笑)

メランコリック。
何度聴いても大好きだといえる曲。
アップテンポの中の叫びに、共鳴してしまう。

 確かな光に伸ばした手は 未来まで届くはず

掴み取ろうとするように、
僕は手を伸ばして。
未来は、光にまみれてたらいい。
光まみれで、何も見えないくらいに。

「まだまだ遊べるよね?」
ってお決まりの煽り。
このあたりから極端に活舌を崩して、
どろりと重く誘ってくるりゅうたろうさんが、
とてもかっこよくて好きだ。

理解したばかりの、あれ。
生で聴いてやっぱり震えてしまった。
すごいよ。
アキラさん、やっぱりあなたは詩人です。

最後のMCは覚えてない(ぇ)

ずん、と重く響いたドラムと、
ぎゅわん、と歪んだギター音と、
ヴァウン、と撓んだベース音に、
びりびりと肌が反応した。

そのままアルバムの流れでアンドロメタモルフォーゼ。
僕の眼の前には、
あの日のサイリュウムの光の揺れがあった。
思い出した手の感触。
何度も呼んだ、名前。
二人分の熱を、失くさないようにぎゅっとして、
そうしたらやっぱり怖いぐらいに手は震えてて、
このまま止まらないんじゃないかって思うくらいで、
ぼやけた世界で必死にりゅうたろうさんの姿を追った。

 

4人が捌けて、
僕はそのままずるずるとフロアにしゃがみこんだ。
呼吸がうまくできなくて、
誰もいないステージに溢れてきてしまった涙に嗚咽した。

アンコールがうまく声が重なってなくて、
あんまり声も出てないみたいで、
だけど僕はちゃんと声が出せなくてもどかしくて、
それでも帰って来てくれた4人に更に涙が出た。
でもそんなんでいいのか、と後で思った(笑)


「久ぶりのツアーで、
 なんかデビュー一年目くらいのMCになってる」
ってりゅうたろうさんが困ったように笑う。
「名古屋ー!」
って煽った直後に笑い出して左手で顔押さえて、
「だめだ、気持ち悪い」
って正くんに煽りを託してました(笑)
正くんの「名古屋ー!名古屋ー!名古屋ー!」って煽りは、
なんだか慣れてない感じで笑えたよ。
次いでりゅうたろうさんの、
「名古屋ー!愛知ー!」に爆笑。
愛知ー!ってりゅうたろうさん(笑)

照れ隠しなのか上から目線で、
「呼び出したんだから暴れてってよね」
ってヘイト・レッド、ディップ・イット

これ聴きながら、
思いっきり手を上げながら、
僕は泣いてました。

正君の言葉にりゅうたろうさんの想いが乗って、
その日何度もライブ中に問いかけた、
「僕はここにいる。見えてますか。ちゃんと、存在してますか」
言葉にならなかった僕のその感情が重なって、
涙が止まらなくなった。

真っ赤な糸、ぶっちくんが刻んで、
でもアキラさんのギターが入らない。
たろ「あ。なんだっけ、何回でも」
正君「何度だって」
って片言で武道館のあれを確認。

海月さんもたろさんも正君もぶっちくんも、アキラさんを注視(笑)
「いや、ちょっと待って、今回俺は何もしてない。
 何もまだ始まってない。
 今のはあの人が(ぶっちくんを指す)勝手にたたいただけ!」
って慌てて否定するアキラさんに笑う。
ぶっちくん、勢いよく首と腕を振って否定してた。

アキラ「糸は切れてないし(笑)」
たろ「糸紡ぎ職人アキラもいらない(笑)」
正「あれはちょっとしたドラムソロだったんだよ」
たろ「はっと4回しかたたいてないし!」
ってコントですか!!!
楽しすぎなんですが君たち。

ぶっちコールを遮って、もう一度真っ赤な糸。
しかしギターが少し鳴って止まる。

アキラ「ちょ、だって俺見てたんだけど、
    今、真っ赤な糸、「ぷ」って!」
ってどうやら海月さんたちが笑ってしまったのが原因らしい(笑)

もう一度パソコンいじりつつ、
アキラ「あーもうだめ! サイコガーデンとかやらない??」
たろ「それもいいね(笑)」
ってだめだよそれは!
サイコガーデンは好きだけど真っ赤な糸を聴かせてくれ!

ぐだぐだしつつ、
結局は海月の「お願いします」の一言に、
真っ赤な糸を奏でてくれました。
貴重な音を聴いたよ。

音が鳴るまでは笑えて仕方なかったのに、
耳慣れたフレーズを耳にした途端、
ぼろりと涙が零れ落ちて頬を伝った。

震える手も、
零れてく涙も、
僕にはどうにも出来ない。
りゅうたろうさんと、
木谷さんと、
あの方と、
おにいちゃんの名前を、
ぐしゃぐしゃになった心で何度も呼んだ。

大サビの前に、りゅうたろうさんががくりと膝をついた。
どうやらマイクを落としたらしい。
そのまま座り込んだまま、
縋るような声であの言葉を唄った。
涙が出て、愛しくて苦しくて、
どうして僕はあの人じゃないんだろうって思った。
あの人が、誰を指すのかもうわからなかった。
僕の中の大切すぎる4人に、
僕はいつだって重なって溶けてしまいたいのかもしれない。


4人が頭を下げてステージを降りて、
誰もいないそこを見ているのはやっぱり辛かった。


アンコールで着てきたツアーTシャツが色っぽい。
りゅうたろうさんは汗だくでもやっぱり綺麗だ。
帰ってきてくれるだけで涙が出る。
ありがとう、と呟く。

サイコガーデン。
楽しすぎて仕方なかった。
でも涙が出てた。
途中でりゅうたろうさんが視界から消えた。
どうやら本気でこけたらしい。
どこいったの、
なに、りゅうたろうさん?
って僕の心は恐怖に震えてた。
なかなか起き上がらないから心配したよ、本当に。


「名古屋が初日でよかった」
ってうれしそうに言ってくれた。
「いってきます」
って言ったりゅうたろうさんはご機嫌だった。
手を振って笑って、ツアー初日は終わった。

ステージから全員いなくなって、
ドアが開いてみんなが動き始めて、
夢から覚めた僕の眼からは、
涙が零れ落ちた。

また逢えるから、って思っても、
やっぱりお別れの瞬間は泣ける。

 

 

 

 

ゼロで繋がってる安心感をもらったからかもしれない。
見やすい位置で全体が見えたからかもしれない。
怖いといっていたわりに僕は冷静で、
涙の代わりに激しい震えが止まらなくて、
なんだか不思議な感覚を味わった。

でも、逢いにいってよかったって思った。
りゅうたろうさんは、やっぱりぜんぶ知ってるような気がした。

離れないでなんていわない、って、
永遠なんて存在しないことを知ってる潔さで、
それでも僕はここにいるからと、
君から離れないからと、
安心して歩いておいでって、
そう微笑んでくれた気がした。

僕の目指すりゅうたろうさんのいる場所も、
「私」やあの方やあの子が歩こうとするりゅうたろうさんとは違う場所も、
ぜんぶを知って頭を撫でて励ましてくれてる気がした。

だいじょうぶ、と。
どこまでもその言葉をりゅうたろうさんは態度で示してくれる。
だから僕はまた生きてみようって思える。

ありがとう、りゅうたろうさん。

 

 

 

 


たろさん、ツアータイトルいえてない(笑)
スリーピングフォレストオブぜろグラフティ
違う(笑)
グラヴィティだよ!
海月の「えー?」にちょっと黙って、
訂正せずに拗ねたように「はじまりはじまりー」
っていったたろさんが可愛すぎましたvv


ぶっちくんがものっそかっこよかった。
スティックの通り道があるっていってたけど、
本当にその通りだと思う。
たまにたたきにくそうにしてる時もあったけど、
あの人のスティックの動きには流れがあって、
見るたびに大好きだ、と思う。

体調悪い中、
熱く厚いドラムをありがとう。

 

 

 

 

 

セットリスト

SE.
01.眠れる森
02.不純物
03.本日は晴天なり
MC
04.パラノイア
05.Egg
06.エンジェルダスト
MC
07.ベランダ.
08.オレンジ
MC
09.藍より青く
10.涙腺回路
11.メランコリック
MC
12.Sabbath
13.Ghost
MC
14.黒い傘
15.アンドロメタモルフォーゼ

EN1
16.ヘイト・レッド、ディップ・イット
17.真っ赤な糸
EN2
18.サイコガーデン
 


行ってきた、ゼロ。
もう、ほんと、いろいろあって、
行けるかどうかだったりして、
怖くて仕方なくて、
でも、行けてよかった。

思いっきり泣いた。
ひたすら泣いた。
半分以上の時間は、ないてたんじゃないかな。
泣き過ぎて頭いたくて、
今もまだ、思い出すだけで涙が出る。

 


光さんが待ってるといったので、レポ。
長いよ(笑)


一時、東京着。
素敵な服装のおねぇ様方が…!
きっとこの方たちライブに行く方!って思ってにやにやてしまった(笑)
はるさんと無事に合流し、
バスツアーへ。

え。
特典ってパン!?
笑えて来ました(笑)

バスの中で映像上映。
メンバさんのコメントと、ライブ映像。
既に、バスの中で泣かされる!
だって、神の様なセトリだったんだよ!!!

クローゼットチャイルド
エーテル
グライダー
睡眠薬
春咲きセンチメンタル
メランコリック
存在理由
ザザ降り、ザザ鳴り。
讃美歌

睡眠薬あたりから本格的に涙が出そうで、
どうしようどうしようって思って、
バス揺れるから気持ち悪いのか、
感情がぐらぐらして気持ち悪いのか、
わかんなくなって、
後方で泣きじゃくってる海月さんの声聴いて、
僕まで触発されて嗚咽でそうになった。
飲み込んだけど。
涙ごと。
バスの中でなんて泣けない…!

だけど、最後のメッセージでこういったんだ。
「先に武道館にいって待ってます。
 いい日にしましょう」
ってりゅうたろうさんが真摯に言ったんだ。
泣くかと思った。

りゅうたろうさんが、
お前ら全員来い!って全身で叫んだ、
あの声を思い出した。


物販。
大量購入。
タオルとストラップ以外は買った!
パンフ読んで早々に泣きましたが何か?
あと買ってしまった、『忘却モノローグ』
これはまたいろいろ想うことがあるので、
また別に日記上げます。

その後、僕にプラを出会わせてくれた方に逢う。
なんだか不思議な感じだった。
逢える日が来るなんて、って思ってた。
逢った瞬間に抱きつきたかった(笑)
一緒にりゅうたろうさんを見れると思うと、
テンションも急上昇。

一端別れ、はるさんとお話ししながら、
鴉さんとポーションさんに出逢えるのを待つ。

ああもうどうしたらいいんだろうね!?
鴉さんは素敵に可愛いし!
ポーションさんはやっぱ逢った瞬間運命感じたし!
テンションもこの時点でマックスですよね!
表面には出てなかったと思いますが(笑)

バジリスク語りたいー。
中西語りしたいー。
でもプライブ直前で無理ー(笑)

そんなこんなでわぁわぁしてたら開場。
席行くまでの間に猫印に逢ったよ!
海月さんが群がっちゃって道塞いでたせいか、
スタッフさんにお手手を引っ張られてさっていきました。
可愛い…!

会場内できょーかさんにも逢い、
なんだかどんどんテンションもおかしくなってくる(笑)


席、距離は遠かったけどいい席だった。
見やすかった。
前の方が立っても方の間からりゅうたろうさんが真正面です!
僕ほぼ座ってみてたよ、ごめんね!

僕ね、高いとこ怖くて、
人はいってないときは案外大丈夫かもって思ったんだけど、
自分の下に人の頭が見えると高いんだって思えて、
ナショナルキッドはがんばったんだけど、
でもやっぱ立つの無理って思って、
がんがんいく曲も結局立てた椅子にもたれかかる感じで、
多分周りから見たらものすごく温いのりかたしてた。
だって怖いんだよ!
ぐらぐら。

 

客電落ちてSEが鳴って、幕が堕ちる。
しゅるしゅると枝が伸びていくのに、
涙がぼろりと零れ落ちた。

僕の右手は大切な方の左手とつながってた。
それに、どうしようもなく、安堵。

眠れる森で、号泣。
一曲目にして、涙腺は崩壊。
イントロから震えて涙が零れて、
苦しくて喘いだ。

ナショナルキッド、
大好きなのに高さがにくい。
視界がぐらぐらして集中できない。
集中できないくらいなら、
と僕はそれから座ってみることに。

「みんなきてくれたんですね」
ってその言葉に、
だって全身で叫んだじゃないかって。
来い!って言ったじゃないかって。
絶叫したりゅうたろうさんの姿に、
僕は今日逢いに来ることを決めたんだよって、
そしてそれを愛しんだような音で僕らの顔を見て
「きてくれたんだね」って言ったりゅうたろうさんが、
どうしようもなく愛しくて泣けた。

「とっておきの日に、しないとね」
りゅうたろうさんからぽとりと零れたこの言葉に、
僕は涙が止まらなかった。

「2007年9月8日、プラスティックトゥリー10周年ライブ、ゼロ、はじまりはじまり」

ザザ降り、ザザ鳴り。でまたしても涙が止まらなくなる。
 こわがり?つよがり?
 ネガティブ?ポジティブ?
涙が止まらない。

「僕の鍵を開けてくれたのは君でした」
聴き取りにくかったからあってるかわかんないけど。
耳に触れた途端、涙が落ちそうになって、
プラネタリウムは僕の涙で光が滲んで眩しかった。
号泣。
僕の、心そのままだったこの曲。
大切すぎる曲の、ひとつ。
呼吸が、できなくなりそうだ。

サーカスのアレンジが素敵でどきどきした。
最後の展開が鮮やかで、震えた。

ステージには白い雪が降り、
僕の頬に触れるものはあたたかく。


映像。
僕はプラを知ってようやく一年で、
知らないプラを感じて、
それがうれしくて泣けた。
僕はぶっちくんのドラムものすごく好きだけど、
Takashiくんの音を、
リアルで聴けなかったことがなんか悔しくなった(苦笑)


ぶっちくんの、ソロ。
やばい、かっこいい。
何あのスティック捌き!!!
僕やっぱこの人のドラム好きなんだなぁ。
聴いててテンションが上がる!

ぶっちくんの後ろに火の手。
ゆらめく赤い色彩の中で、
正さんが、アキラさんが現れて、
りゅうたろうさんがマイクに顔を寄せる。

先日バス内で聴いて号泣した、あの曲。
リアルで聴いて、またしても泣いた。
ぼろぼろ。
堰は決壊したまま、
僕の頬の上を涙が伝わり続ける。
受け止めてあげるから、なんて、
どうしようもなく切なくて苦しくて、救いだ。

僕の好きな曲が続く。
心はざわざわぶるぶる。

「じゃあここからは人格を変えて」
ってりゅうたろうさんがあたまをごんごんってして、
始まったのはサイコガーデン
テンションがおかしくなりそうだ。

メランコリックで、眼が潤む。
この曲好きすぎるっ
 暗闇伸ばした手は 未来まで届くはず
りゅうたろうさんがいる、未来ならいいのに。


「みんなの声が凄い」って言ったのは、
このあたりのMCだったかな?
もう一個前だったかな。
忘れてしまったけれど。
みんなが呼ぶ声に、
「だめです、これ以上は蒸涙反応しちゃいます」
って言ったりゅうたろうさんは、
左胸のとこを微かにとんとんって叩いた。
聴こえてるよ、
とどいてるよ、
そういってるみたいな仕種に、また、涙。

もうひとつ、どこで言ったからあんまり覚えてないんだけど、
「この日の丸の下で、すごくみんなに逢いたかったんだ。
 きてくれてありがとう。
 ほんとうに、大好きです」
ってりゅうたろうさんが、思いを零す。
「みんなの心臓に届けるからさぁ、
 ちゃんと持って帰ってね」
ってこの言葉が響いて揺れて涙が零れた。


「ちゃんと繋がってるから」って真っ赤な糸。
涙が、あふれ落ちる。
でも、機材トラブル。
「ごめん、真っ赤な糸切れちゃった」ってりゅうたろうさんが苦笑。
「でもだいじょうぶです、今結びなおしてます」って、
がんばってるのはアキラさんなんだけど。
「ちゃんと結べてますように」ってもう一回。
でも音が違って、
「それはツメタイヒカリです」って二度目の苦笑。
「でもだいじょうぶです、
 ほどけても何度だって結びなおしますから」
その言葉にさらにどれだけの涙が零れたか。
真っ赤な糸、ひたすら泣いてたよ。
止まらなかった。

そして本編の最後。
イントロに、いっせいに海月さんがサイリュームを点灯。
真っ暗な闇の中、蒼い光が揺れて、
天上は美しい星光で、
僕は涙が止まらなくて、
滲んだ世界はりゅうたろうさんが、
「こんなに綺麗な景色は初めてみました」って言ったみたいに、
とてもとても綺麗だった。

この曲は、答だ。
りゅうたろうさんの、切ないまでの想いだ。

苦しい。
うれしい。
切ない。
恋しい。

そのまま4人は舞台を降りた。
プラは、アンコールまでが長いね。
もう、逢えないんじゃないかって思ってしまう。
このまま離れてしまうんじゃないかって、
不安で怖くて一生懸命に、呼んだ。

「呼んだ?」
って訊いてきたりゅうたろさんに、
「呼んだよ」って応えた。

「おまえら俺が泣くと思ってたでしょ?
 思ってた人手上げて」
ってほぼ全員が手を上げて、
りゅうたろうさんも「ほぼ全員じゃない」って笑う。
「泣かないよ」って言ったけど、
僕は泣いていたのを知ってるよ。
「嘘。泣いた。前半。涙腺ぶっ壊れました。決壊しました」
って結局照れくさそうに教えてくれたけど。

最後の曲。
「やだ。やだよ!帰りたくないよ!」
ねぇ、その言葉は僕らの言葉だ。
絶叫が、涙を呼ぶ。
「おまえらの声と俺らの音が、
 アンモナイトみたいに生きた化石になって、
 この壁に吸収されたらいいのに」
ってりゅうたろうさんは願うように、言った。

クリーム。
僕はこの曲の展開が苦手で。
だけど、ライブアレンジは神だった。
素晴らしかった。
感動した。


「僕らプラスティックの樹ですから、
 枯れない樹ですから!
 またここで、枯れない木の下で逢いましょう。
 ずっと一緒にいましょう」

そう、言ってくれた。
涙が止まらなくて、
呼吸はままならなくて、
心臓がおかしくなりそうで、

「りゅうたろうさん!」
って叫んだ声は、届いたかな。


暗闇の中で響く、『ゼロ』
ゆらめく蒼色の光。

涙が、止まらない。
今も、まだ。

 

 

繋いだ手が、温かかった。
頭を撫でてくれた手が、優しかった。

それは握手会の時のりゅうたろうさんの手の感触にも似ていて、
僕はあの人と一緒にこの場所で大切な日を過ごせて、
どうしようもないくらい幸せものだと思う。


プラ、ありがとう。
りゅうたろうさん、ありがとう。
僕と手を繋いでくれた海月さん、ありがとう。


つながってる。
だいじょうぶだ。

 

 


セトリ(はるさんのところからコピって来た/笑)

SE.
01.眠れる森
02.割れた窓
03.ナショナルキッド
-MC-
04.水色ガールフレンド
05.ザザ降り、ザザ鳴り。
06.うわのそら
-MC-
07.プラネタリウム
08.サーカス
09.ツメタイヒカリ

映像:10分でわかるPlastic Tree講座

-ドラムソロ-
10.空中ブランコ
11.イロゴト
12.Sink
13.絶望の丘
-MC-
14.サイコガーデン
15.Ghost
16.メランコリック
17.MayDay
18.リセット
-MC-
19.真っ赤な糸
20.アンドロメタモルフォーゼ

en.
21.ヘイト・レッド、ディップ・イット
22.クリーム
 

カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新CM
[01/16 LeiPuamelia]
最新TB
プロフィール
HN:
霞 氷華
性別:
非公開
自己紹介:

バーコード
ブログ内検索
Copyright©樹脂製桜木雨宿り All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫 /Template by Kaie / 忍者ブログ /[PR]