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空気であり水である大切な音楽たちに触発され、物書きリハビリ中
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夜空を見上げたら、月が大きかった。
東の低い位置、少し歩を進めればすぐ建物に隠れてしまう、満月まであと少しの。
紅音はポケットから携帯を取り出してカメラを起動させた。
車の来ない道路に出てレンズを空に向ける。
「…………」
一世代前の携帯カメラは画素数が低く、円やかだった輪郭が滲んだ。荒い画面では闇も薄色に塗り替えられて、安っぽい水彩画めいた小さな風景に溜息をつく。
道路の先で曲がってきた車の光がちらついて、紅音は携帯をしまって歩道に上がった。
月を切り取ろうなんて、最初から無理な話だったのだ。
けれど紅音はいつか月に触れることができると思っていた。
自分は、かつて月棲んでいた。
人はみな御伽話だとか前世占いを信じすぎだとかいうけれど、紅音にとってそれは夢物語などではなく、当たり前の感覚だったのだ。














短編、書きたい。
長編は気力を使うから無理だー。

出だしだけ、書いてみた。
どう展開させようか迷う。
 

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気まぐれに擦り寄って、
鳴き声を真似て、
我侭に気を惹いてみる。
鳴き声よりも泣き声を、
誘惑よりも甘えを、
赦してくれる君へ、
頭をなでてくれることを願う。

               (猫)
MCあんまり覚えてないです。
泣いて流れた(笑)
だけれども!神のようにMCあげてるレポを見つけたので、
そこから大分参考にさせてもらってます(笑)

あ、たろさんの恰好はなんかギリシャの人みたいでした。
てかたろさん痩せた!?
あと正くん髪伸びた!?








仕事場からそのまま会場へ向かう。
電車に乗った途端、緊張からどきどきが止まらず、
こんな時に限ってかなたくんがプラばかり流すから、
どうしても泣きそうになってしまう。

着いたのは開場25分前。
正コスの美人さんに思わずときめく(笑)
壁際にぼんやり立ったまま空を見上げたら、
あまりに綺麗に晴れていて幸せな気持ちになった。

開場を待つ時間が痛くてかなわないから、
光さんにメールを送ってみて、
ひたすら会話に付き合ってもらって、
30分近く押した開場までと、
10分ほど押した開演までの緊張を躱す。

終演後ももちろん感想を送ってた。
最終的に万ちゃんのベースが大好きという、
プラとはまったく関係ないお話で終わったとかいうことは、
ここでは関係ないのでまたの機会に(笑)









暗闇の中でメトロノームの音。
順番にステージにスタンバイしていくメンバ。
名前を呼ぶ海月さんたちの声。
その中にぶっち!との声を見つけてしまって、
そしてその子が、あ、ぶっちって言っちゃった…って声も拾ってしまって、
なんでか泣きそうになる。



かくり、とりゅうたろうさんの両腕が上がる。
その姿と、唄い出した声を聴いたら、
びっくりするくらい急に涙が出た。
掠れてる声で、
でもいつもの出だしよりもずっと安定した唄い出し。
1月のツアーと同じに操り人形を真似た動きは、
それでも今回もっと血の通った滑らかさがあって、
ああ、立て直してきた、と思った。

壊れてしまわないか不安だった。
でもちゃんと、プラは立て直してきた。
ドラムは違う部分を気にしていたら嫌になるだけだし、
ドラムを拾ってる余裕もないので放置(ぇ)



ナショナルキッドに涙を振り切って手を伸ばす。
刻まれるリズムに若干の違和感。
しゃらしゃらいう音が気にかかりつつ、
とりあえずりゅうたろうさんの形を瞳の中に保つのに僕は必死。
ああ、いつもながらにたろさんの手の振り方が可愛すぎる。

 どこに行っても、ここに居ても、2人じゃなきゃ嫌だ!

とりゅうたろうさんがあまりに強く唄うから、
心臓が激しく脈打って泣きそうになった。



三曲目はCELL.
途端に心臓が痛む。
そういえば初めて聴いたのはこの曲だった。
感傷的にあの頃を思い出す。
それからうまく笑えない最近の僕を思う。
響きすぎて、繕ってた表面が罅割れて、
りゅうたろうさんの言葉に隠してたものが暴かれて、
想いが喉の奥から溢れだしそうになった。



「…やぁ」
「やぁ!」
「お久しぶりです、ね。
 Plastic Treeです。聴こえますか?
 ただいまです」
「おかえりー!」
「はい、帰りました」

ここ、たどたどしくて、海月さん笑っちゃって、
たろさんが「今人生で最高にかっこつけてる場だから!」とか言ってた(笑)
可愛いなーもう。
拙いMCに今年MCだめだって新年一発目に言ってたのを思い出して笑ってしまう(笑)

「ボトムラインも久しぶりです、ね?
 そういう意味でも、ちっちゃいただいまです」
「おかえりー!」
「まとめてただいま!」

なんかアキラコールが激しかったです。
てかそれに「なんだ」とか「呼んだか」とか適当に答えるアキラさんが好きだ!
「いろんな感情が渦巻いてるようですが、
 だいじょうぶですね?
 こんな感じで、サヨナラ三角またきて四角、名古屋公演はじまりはじまり」
頭の下げ方がなんかおざなりだったのは照れたからですか!?



蒼い鳥のイントロ。
若干ギターの音が拙く感じたのは何故?
ドラムが強くて苛っとする。
主張激しいなー、なんか。
ぶっちの音は明確な音ではあったけど、
力強い音ではあったけれど、
決して強すぎはしなかったんだよなぁ。
たかしさんみたいな優しさはないけれど、
ぶっちは職人だったから曲を生かすことをほんとに考えてる人だった。
なんて思ってしまったのはぶっち贔屓のせい?

りゅうたろうさんが言葉を零すために息を吸う。
少し湿った、泣きそうな呼吸音をマイクが拾って拡声させる。
唄い出しから涙が止まらなくて、

 微かな音、耳をふさぐ、心の底へ。

なんてりゅうたろうさんが歌詞を変えて唄うから、
耳につく微かな音に苛立ってしまっていた最近の僕は、
もしかしたら空耳かもなんてなんて思いながら、
あまりに透明な感覚の世界へと連れていかれた気がして、

 きっとただ僕らは忘れてく。
 君の声が響くのは何故?
 悲しみの蔦にからまる僕はここから、
 ここから手を伸ばす。

必死でたろさんへ伸ばした手を、
たろさんは振り落ちるスポットライトの光を追って見上げながら、
ちゃんとつかんで僕もそこへ連れて行ってくれる気がした。
りゅうたろうさんから滲み出る光の粒子に埋もれて、
痛みも哀しみも全部ライブ会場の壁や床に溶けていく気がした。



海月がメンバの名前呼んでて、
そんな中たろさんとアキラさんが話してて、
うん、いいよとか言ってて、
はっと気付いてマイクに近づいて、
お前らに言ったんじゃねぇよ!打ち合わせしてんだよ!とか言ってたよ(笑)
本番のステージ上で打ち合わせするなよ、フリーダムだな(笑)
打ち合わせが終わったアキラさんは、
「おしやるぞ!」って満面の笑みで戻ってきてくださいました(笑)

そんなふうに始まった次の曲が何か分からない。
聴いたことあるんだけど…、
最初のフレーズも出てくるんだけど、
と思いながら聴いていたんだけど、
本日は晴天なりでした。
この曲一度は泣いたことさえあるのに、
いまだにイントロで分かってあげられない(笑)

いつも有村さん以外の曲は、
ずっとぶっちの手を追っていたのだけれど、
今回はそれができないので煽る有村さんを見つめてみる。
ああ、人間っぽい有村さんがいるとか不思議な感想を持ちました。
それから正くんの音を拾ってみようとする。
そしたら正くんの音が足の裏から入って血管這い上ってく気がして、
なんかすごくぞくぞくした。
自分ベース好きな人だったことを思い出した。



空間が揺れてテトリス。
激しい音になればなるほど違和感が増すのだが、
うーん、ドラムさんはこれからずっとこの人がサポなんかなー。
とりあえずのサポートなんかしら。
慣れないとなぁ。
シンバルさえなんとかなればすぐ慣れれそうなんだけど。

言葉が降ってくる。
皮膚を透過して、心臓まで降ってきて刺さる。
びりびり震える。
ウツセミの曲たちはまだあまり聴けないし、
だから昇華もしてあげられてないんだけれど、
テトリスはとても、好き。
大切な曲とかそういうんじゃなくて好きな曲。
だから涙眼ながらも楽しむの。



次にMC入ったけど全然覚えてない。
何の話してたっけ?

正くんが、ご心配をおかけしましたが、こうして名古屋にまた帰ってきました。って挨拶してたような。
今日は晴れましたし。暑いですね。
とか話を繋いでいた記憶があります。
またここから始まるんですね、新生Plastic Treeをどうぞよろしく、的なMCだったかと。



で、Crackpod
ああほらまたすぐにタイトルが出てこない。
ほんとにりゅうたろうさん以外の曲だめだな僕。
たまには聴いてあげないとね。

正くんのベースに酔ってても良いのだけれど、
空調の吹き出し口が近くにあって寒いし、
有村さんが楽しそうに煽るので乗ってみた。


秘密のカーニバルもタイトルが出てこない。
歌詞は出てくるのに…!
てか腰くねらせて踊らないでたろさん!
色っぽすぎて目眩がします…。

久しぶりにくるくる回って楽しそうなりゅうたろうさんが見れて、
それだけで本当に満足でした、この曲。



たろ「ライブはやっぱりいいですね。
   名古屋もいいしゃちほこっぷりで」
しゃちほこっぷりってなんだ(笑)
たろ「うん、ライブはいい!」
海月「いい!」
たろ「いい!」
海月「いい!」
たろ「やい!」
海月「やい!」
たろ「さい!」
海月「さい!」
たろ「…もういいです(笑)」
海月「(笑)」
たろ「……いい!」

とかいう掛け合いをしてました。
何をはしゃいでるんだか(笑)
でも本当にきっと、楽しかったんでしょう。
たろさんが楽しいのなら僕は幸せだ。

ここらで何故か名古屋ではタイフェスしてますか?とたろさん。
タイフェスっていきなりなんなんですか(笑)
有村さんはいつも話が唐突過ぎてびっくりするよ。
どうも曲振りがうまく思いつかなくてふと出た話題だったらしいけど。

「そんな曲じゃないですけど。
 …夏の夕暮れ場何ともダダイズム…すみません、斜陽」
結局ぐだぐだな曲振りで斜陽へ。

この曲聴くとほんとにsacraに逢いたくなってしまうんだよね。
なんでかなー。まぁいいけど。
この曲は有村さんの唄い方が好きです。

 覗いた影の中 過去しかいないか 未来がいないから

 赤く赤く染まる 世界に僕と僕

ああ、ざわざわする。


ギターの弾く音にメルト!と判断。
これだけはちゃんとわかる(笑)
でもあんまり記憶がない(ぇ)
メロとサビの落差が心地よいですよね、うん。
照明がすごく綺麗でした。



続けてアローンアゲイン、ワンダフルワールド。
出だしからもうだめだ、涙が出て、
眼の前の唄う竜太郎さんと、
脳裏にいる電話ボックスの上のりゅうたろうさんが、
輪郭を共にして嗚咽した。

 未来とかは手探りでも新しい日々ばかみたいだなぁ
 涙の向こう 君はなんて僕を叱るんだろう

言い当てられた。
てか!有村さんが自嘲するように嗤い声を滲ませて「ばかみたいだなぁ」とか唄うから、
心臓縮んで痛くて適わなくて、
一緒になって莫迦みたいって泣きながら自嘲した。



空中ブランコへ曲は続いて、
一番この曲のドラムが好きだったから、
なんか違和感でしんどくて、
思わず耳をふさぎそうになったとか秘密だ!
でも、違和感だけど、悪くはなかったです。
いい具合に重かった。

空中ブランコの有村さんのパフォーマンスは、
見てるとそのまま糸が切れて崩れてしまいそうで怖いのだけれど、
でも何故だかとても綺麗で刹那的で愛しくもあるのです。

 この手をつかんで 怖くないから
 どこまでもきっと君を 連れてくよ

有村さんが伸ばしてくれる手に、
涙眼で必死に手を伸ばす。

 耳をふさいでも響く嗤い声
 世界が終るまで愛をあげるよ

泣きそうな声で唄うから、
あんまりにわかってくれるから、
有村さんの手を放そうとしていた僕は、
ひとりで立つ覚悟を決めたはずの僕は、
この手を放してはいけないのかもしれないなんて、
この手は失くしてはいけないものなのかもしれないなんて、

 離れて近づいて僕らはまた繰り返す

そんな感じでもいいのかもしれないって、思った。
有村さんは僕の弱さを赦してくれた。
闇を共有して一緒に泣いてくれた。
でもね、有村さんが僕に教えてくれたのは、
弱さを正当化する狡さではなくて、
弱いなりに生きる方法だったことを思い出したんだよ。
先の日記に書いたけれど、
この曲とアンドロメタモルフォーゼが、
この日僕に伝えてくれたものはあまりに大きかった。



沈黙の中で、遠慮がちにメンバの名前が呼ばれて、
アキラさんが「なんか気まずい感じ?笑」って言って、
ようやくメンバコールが大きくなった。
なんだってあんなに遠慮がちだったんだろあの時間(苦笑)

このあたりでアキラさんに海月が「かっこいー!」って叫んで、
「わかってるよ、毎日見てるっつーの」とかなんだそれ(笑)
うんうん、アキラさんはそれでいいと思うよ。
てか一瞬鳥海思い出して爆笑した(笑)
それとあっちが可愛い!って言われて「知ってるよ」って応えたのとか(笑)

アキラ「今日はFCイベントということで、集まってくれてありがとうございます。
    もう満足しちゃった(笑)」
海月「ええ!?」
たろ「僕たちライブほんとに久しぶりで。
   東京でも言ったけれど、リハビリに近いです。
   みなさんはどうですか?」
海月「こっちもリハビリだよ!」
たろ「リハビリですか」
海月「そうでもない!」
たろ「そうでもないですか。
   うん、いろいろあると思うんですけど、
   こっからが一番のリハビリの山場です」
海月「今日はがんばって!」
たろ「はい、今日はがんばります」
正君「今日はって!?」
たろ「…そうだよ!失敗したみたいじゃないですか!
   失礼にもほどがある!口を慎みなさい!笑」

たろさん客に遊ばれすぎ(笑)

たろ「えーじゃあ僕のこのデスヴォイスでですね、
   名古屋を混沌と恐怖と…快楽の渦に巻き込んでいこうと思います(笑)
   今日はちょっと鼻水があれなので、
   絶叫した後ぺろーんってなってるかもしれないけど(笑)
   では行かせて頂きます」
海月「だいじょうぶー?」
たろ「だいじょうぶです!そういうキャラなんです!」

いつからそんなキャラに?笑
そんな面白MCの直後に人格変換。
煽りに入るとどうしてこうかっこいいんだろうかこの人。
本当に同一人物ですか?

「まだまだ遊んでくれっか名古屋ぁ!?」
っていつもの煽り。
「まだまだ遊び足りないんでしょ名古屋!」
って誘うな堕ちるから!
「それじゃあみんなで遊びましょう、ゴーストー」
この「ゴーストー」って言い方凄い好きなんだが。

遊ぼうといわれたので遊びました。
次のヘイトも遊びました。
隣の空間でヘドバンの嵐が起きていて、
それを見てたらなんか楽しくなったよ!
正くんのベースとアキラ氏のギターの絡みが、
いい感じにドラムさんを誘って一緒に空間染め上げてました。
たろさんぐるぐるしてて楽しそう。



「あー、言わせてください」
ってりゅうたろうさんの声にメンバコールが静まって、
「名古屋、来れてよかったです」
って照れた感じに言われたので泣きそうになった。
「お前ら凄いわ」
って言ってました。
その後マイクオフで何か言いかけて、
でもうまい言葉が出てこなかったのか、
「一番必要なリハビリはMCみたいですね」
とかそんな結論(笑)
そんなこんなでこっからまた煽りに転じて、
だからなんでこんな雰囲気変わるのかこの人。

たろ「まぁだまだ、遊び足りないんでしょー?
   僕は遊び足りません、というわけで、メランコリックー」
アキラ「え!?」
え!?って何、たろさん曲順間違えた?笑
でもそのまま「メランコリックやる?」と訊いて、
海月に「やってー!」って言われてメランコリック。
ちょ、アキラさんのギターが出だしずれすぎ。
たろさん無茶ぶりだよそれ(笑)

メランコリック大好き。
うれしくて楽しくて、でも痛くて、泣いた。
でも腕は振ってた。

終わった後りゅうたろうさんがアキラさんの顔覗き込みながら、
右手の親指と人差し指でOKマーク作ってたのが可愛かった!
よくできましたー!みたいな。



続いてリプレイ。
これなんで暴れ曲なんだろー。
一番最初に訊いた時みたいに、
もう一度静かな感じで聴きたいのだけれど。
てか今回テンポ速くなかったか?

りゅうたろうさんがね、
”何もない右の掌に”って言ったの。
”掌で”じゃなくて”掌に”って言ったの。
それがまっすぐ心に刺さった。

相変わらずこの曲聴くと泣きそうになる。
でもライブ会場では認識のずれがあるから、
いつも感情がおいつかなくて、

 瞼閉じた。記憶落ちた。星が瞬く、隙に唄う。
 百年分の鼓動乗せて、響く、声が、届く。

 巡る、巡る、君を想う。
 ひとつ、ひとつ、忘れながら。

辛うじて留まっていた涙が溢れて落ちた。
一度溢れたら止まらなくて、
最後の音が切れるまで嗚咽しながら泣いた。
呼吸がままならなくてしゃくりあげた。
全身が震えて立ってられなくなりそうだった。



直後に、アンドロメタモルフォーゼ。
ぶっちの音でもう一度聴きたかった曲No.1だと思う。
なんで今なのって思って、
今だからか、とも思った。
ハウリングするような音が最初と最後にあった気がする。
それに煽られたように感情が増幅した。

2年前の武道館、
サイリウムの蒼い光と、
隣にいてくれた大切な人の手の温度を思い出す。

 いずれ命燃えていきます 灰になり砂になり
 それならば最初で最後 僕らが出逢えたこと

大好きな海月さんたちの顔が浮かぶ。
大好きなマイミクさんたちを想う。

 名を呼んで名を告げて 透明じゃない僕にして

名前を呼んでもらうとね、
ちゃんとその人の世界に存在してるんだって思えて、
僕はここにいるんだって思えて、
だから僕は名前を呼んでもらうのが好きだし、
人よりも名前を口にする回数が多いのだと思う。
それはきっと、こういうこと。
りゅうたろうさん、と心の中で強く名を呼んだ。

やっぱりこの曲は、答だよ。
迷わないように、いつもそこで唄っていてくれたんだね。
なのに自ら眼を背けて迷子になろうとしてた。
暗くても手を伸ばせばそこにはちゃんとりゅうたろうさんがいて、
こんな暗闇の中で、
無数の涙の中で、
りゅうたろうさんはちゃんと僕を見つけてくれて、
依存なんて嫌だってひとりで立つことを望んだけれど、
時折こうしてりゅうたろうさんの許へ帰って泣いたって、
それでちゃんと現実の中で笑えるのならいいのかもしれない。

りゅうたろうさんがくれたものが、
いつかきっと僕の涙を夜空の星屑にしてくれる。
いつかきっと今流した涙のおかげで、
僕は笑えるようになっているはずだ。

だからもう少しだけ、甘えさせて。
武道館までには立て直すから、
今は月明かりの下で泣かせてください。




本篇終了。
座りこんだのは、誰もいないステージを見ていたくなかったから。
だって、アンコールまで長いんだもん、プラ。
逢えないんじゃないかっていつも不安になる。
でも今回もちゃんと帰ってきてくれた。
ほっとした。

「アンコール!きました!ありがとう!」
って言った後に名古屋弁でなんて言うの?って訊かれ、
ありがとうはありがとうだと思ったよ僕(笑)
イントネーションいじってみたけど、
来日した外国人みたいだねという結論に至ったりゅうたろうさん、
可愛すぎます…。
「サヨナラ三角またきて四角。
 今日二回目なんですけど楽しかったです」
と言ってもらえたので良かった。
うん、見てて楽しそうでうれしくて泣けました(ぇ)

「うーん、饒舌なMCが出てきませんね。
 魅惑?疑惑ですよ、疑惑のMCタイム!
 というわけでお知らせがあります。
 それは何かと尋ねればー、えー、正くんからリリース情報をどうぞー」
って正くんに振って、正くん梟の告知。
アキラさんがギター弾いて「やったげようか?」とか言う。
海月からどよめきと拍手だけど、
正くんとたろさんが入らない。
一息たろさんが吸ったところに、
アキラ氏が待てなくなったのか「いつ入ってくるんだよ(笑)」と。
「今入ろうと思ってた(笑)」
の一言にアキラ氏のギターが続き、
それに合わせて海月さんが手拍子して、
「…そんなんじゃないの!」とたろさん絶叫(笑)

たろ「だめ、これだめ」
アキラ「宴会芸みたい(笑)」
たろ「そーだよ!人がどれだけ苦労して作ったと思ってるの(笑)」
アキラ「もっと深刻だよ」
たろ「もっと深刻ですよ。
   もう、ごっそり禿げ落ちましたよ。
   猫が禿げ落ちました」
どうにか逃れようとするたろさんと聴きたい海月の攻防(笑)
正くんが「リリースされるのを楽しみに待っててね」とまとめてらっしゃいました。
ここでひゅーひゅーとたろさんとアキラさんが正くんからかうから、
まとめる~痩せてる~とか遊ぶから、
正くんステージに膝ついてしょげてて面白かった(笑)
そのあとたろさん正くんに寄ってって助け起こしつつ、
これはもう完全に危ないですね、とか笑ってたよ。

「続いてライブの告知をナカヤマアキラくん!」
とのことで武道館告知。
「2009年8月30日。間違いないよね?
 日本武道館でやらせていただきたいと思います」
「タイトルは?」
「テント、と申します。
 みんなで作り上げましょう、テント、みたいなね」
だそうですよ。結構マジメだそうです(笑)
ここで今度はたろさんアキラ氏をからかうものの、
アキラ氏それに乗っちゃって自分で「何でおれが乗んなきゃいけないの?」とセルフ突っ込み(笑)
酷い復活祝いだといいながらはしゃいでらっしゃいましたよ、有村さん。

「8月30日、日本武道館。
 皆様皆様皆様、お集まりください。
 九段下はいいとこだよ(しみじみ)
 待ってるよー!」

行くから!
絶対行くから!

こっから再び煽り。煽り?
「名古屋の人ー!
 あ、名古屋以外の人もいると思うんですけど(笑)
 この場にいる人ー!」
たどたどしい(笑)
「ギターの人ー!」
「はーい!」手を挙げるアキラさん。
「ベースの人ー!」
「はーい!」手を挙げる正くん。
「そしてドラムの…謎の人ー!」
謎の人って!笑
「唄の有村の人ー!」
自己申告(笑)
「ボトムラインー!
 まだまだ遊べるよねー?
 まだまだ遊びたいないんでしょー!?」
今日何回遊び足りないんでしょ?って言ったよ(笑)
「最後まで暴れてってください。
 僕らの庭へようこそー」

ということでサイコガーデン。
とても楽しかったです。
てか最後に「名古屋ー!飛ぶよー!」ってまた言ってくれてうれしかった。
あれ可愛い。

名古屋海月最高!だそうです。
ありがとうございます!

最後に。
「ほんとただいま!」
「おかえり!」
「そして、行ってきます!」
「いってらっしゃい!」
の会話の後手をぶんぶん振って有村さんステージ降りてった。
元気な有村さん見れてほっとした。
行ってよかったよう。








セトリ

~規則的な四拍子~
01.うつせみ
02.ナショナルキッド
03.CELL.
  MC
04.蒼い鳥
05.本日は晴天なり
06.テトリス
  MC
07.Crackpot
08.秘密のカーニバル
  MC
09.斜陽
10.メルト
~晴天、喚声、回転木馬の前~
11.アローンアゲイン、ワンダフルワールド
12.空中ブランコ
  MC
13.Ghost
14.ヘイト・レッド、ディップ・イット
  MC
15.メランコリック
16.リプレイ
17.アンドロメタモルフォーゼ

- EN -
01.サイコガーデン







プラ曲は泣いてばかりだし、
泣きに行ってるとも思ってるけど、
MCは相変わらずおもしろすぎる。
何であの人たちコントじみてるんだろう、MC(笑)
 
プライブに行ってまいりました。

最近の僕は正くんやアキラさんの曲も、
好きだなーとかいいなーって思ったり、
うっかり涙出たりしたこともあったのだけれど、
今回ものの見事に過去の自分みたいに、
りゅうたろうさんの言葉にしか心が反応しなかった。

りゅうたろうさんの曲だけぼろぼろ震えながら泣いて、
それ以外はいつもひたすら追ってたぶっちの音がないので、
りゅうたろうさんの煽りに素直に乗ってみたりなんかして。
それはそれで楽しかったのだけれど、
なんか成長してる部分と逆行してる部分がはっきりわかって、
終わるころにはいろんな意味でぐったりしました。


それでもさ、
アンドロメタモルフォーゼ奏でてくれて、
瞼の裏に2年前のあの青い光を、
右手の中に大事な人の手の温度を、
鮮やかに思い出しながら聴いていたら、
初めてこの曲の言葉を読んだ時の、
ずっと僕が迷わないように唄っていてくれたんだって、
これは泣いてばかりで不安で怖がりな僕への、
りゅうたろうさんからの答なんだって、
そう思ったらものすごく安心して泣きじゃくったことを思い出した。



今の僕の周りは闇しかないけど、
強い光をくれる太陽は雲の影に隠れてしまっているけれど、
それでもりゅうたろうさんが唄ってくれているなら、
月の光が柔らかく静かにそこにあるのなら、
それでもいいんじゃないかと思った。
暗闇の中で、ちゃんとりゅうたろうさんは僕を見つけてくれた。


りゅうたろうさんには、いろんなものをもらった。
外の世界が怖いものばかりだって知ってて必死で笑って生きてたのに、
有村さんに出逢ってそれが壊れて、
でもそれは悪いことなんかじゃ全然なかった。
弱い自分に吐き気がしたけれど、
嫌いな自分を好きにならせてくれたのも、
「僕」を産んでくれたのも間違いなくりゅうたろうさんだった。

作り物にも現実にも、
きれいなものがあることを教えてもらったよ。
それを眼にすると幸せで涙が出るんだ。

有村さんが繋いでくれた人たちが、
僕を好きだと言ってくれて、
痛みを吐き出す僕に手を差し伸べてくれて、
有村さんだけじゃなくて海月さんたちに僕は本当に救われているし、
繋いでくれた有村さんに感謝するんだ。



言葉のない後半の4分間。
涙で滲んだ僕の視界には、
大好きなマイミクさんたちの顔が、
逢ったことのない人たちはくれた言葉が、
次々浮かんでは消えて、
余計に涙が出た。



sacraがいないとだめな僕だけれど、
こうしてsacraがいない間不安定な僕を、
確かに支えてくれる人がいて、
それはアーティストさんだけじゃなくて、
現実に顔を合わせた事がある人だけじゃなくて、
僕のことを知ってる人だけじゃなくて、
ねぇでも僕が好きだと思えるもの、人があること、
僕なんかを好きだと言ってくれる人がいること、
それってとても幸福なことなのかもしれない。


何度も何度も、忘れかけては思いだす。
りゅうたろうさんが思いださせてくれる。
まだまだいろんなことを教えてくれる。
りゅうたろうさんがここに綺麗なものがあるよって示してくれる。
弱くたっていいんだよって、
それでも生きてるんだよって、
生きててもいいんだよって、
そうやって何度も僕が生きてるのを赦してくれる。



りゅうたろうさんに出逢った頃の僕はもういないけれど、
僕には変わってしまった部分もたくさんあるけれど、
りゅうたろうさんが僕の神様であることは、
その存在だけでどうしようもなく救われてしまうのは、
姿を見て声を聴いて、
それだけで震えて涙が出てしまうのは、
何にも変わってはいないんだ。





レポはゆっくりでも綴ります。
とりあえず、これだけ書きたかった。
今日は、僕の太陽のお誕生日です。
存在自体が奇跡だと言い続けてる人。
今更言われなくても知ってますか(笑)
sacraのヴォーカリスト、木谷雅さんのお誕生日なのです。



あの日からずっと、
木谷さんには感謝を繰り返してる。
今日だっておめでとうよりありがとうが言いたい。
生まれてくれてありがとうって伝えたい。

毎年毎年、
じょうずな言葉が思い浮かばなくて、
こんなにも溢れる想いを、
どうやったら伝えられるのかわからなくて。

いつも逢いに行くときは必死だし、
声を聴いて言葉を聴いて笑顔を見ると泣いてしまうし、
だけどいつだって木谷さんから光をもらうの。

僕の闇を照らしてくれるから、
踠く僕に、見透かされてると思うくらいのタイミングで、
いつだってだいじょうぶだよって言ってくれるから、
何度も生きていたいって思わせてくれるから、
僕の闇を払拭して手を引っ張って助け起こしてくれるから、
あなたのことを考えるとうれしくて幸せで涙が出るんだよ。
あなたを想うとがんばって生きようって思えるんだよ。


木谷さんに出逢えて本当によかった。
いくら感謝してもし足りない。



僕と同じ世界、時代に、
生まれてくれて、生きていてくれて、ありがとう。
唄を歌っていてくれて、言葉を紡いでいてくれて、笑ってくれて、ありがとう。
誰かの闇を照らしたいって言ってくれて、ありがとう。
ずっと唄ってるからって言ってくれて、ありがとう。

そこに存在していてくれて、
僕と出逢ってくれて、
本当に本当にありがとうございます。



誕生日をあまり覚えられない僕の、
数少ない記憶している誕生日の中で、
今日は特別な一日のひとつです。

これから先何年だって僕はあなたを祝うだろう。
けれどきっといつも同じ言葉しか言えなくて、
自分の語彙の少なさを嘆くんだろうけれど、
ねぇ、でも語彙は増えることがなくたって、
この想いだけはきっとどんどん増えていくよ。


だからどうか。
木谷さんの新しい一年が幸せであるように。

お誕生日、おめでとうございます。
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[01/16 LeiPuamelia]
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